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愛媛で世界初の試みが行われた理由は!

 

アジア8K映像映画祭が
なぜ愛媛で開かれることになったのか、

それにはこの「坊ちゃん劇場」の存在が大きいというか、
そこが始まりだったんです。

坊ちゃん劇場を運営する
株式会社ジョイ・アートの代表の越智陽一さんが

 

 

「映画人口に比べて演劇人口の少なさは
見たことがないというのが大きいと思う。

ミュージカルはどうしても東京中心で、
ごく一部が地方に回ってくるに過ぎない。

ハリウッド映画は身近に来てくれるけど
ブロードウェーのミュージカルは行かないとみられない。
でも良い舞台はもっと多くの人に見てもらいたいし、見せたい!

これまでの2K方式はカット割りありきだったから
忠実に伝えるのとは程遠かった。

でも技術が進歩し、
NHKを中心に8Kの高精細映像で
リアリティーのある映像が可能になり、
1ショットをカット割りせず大型スクリーンに
あたかも生の舞台のように映し出すことが可能になった。

常に舞台全体が見えながら役者の表情も見えるという、
4.0くらいの視力で見るイメージ。

体験した多くの人が
まるで生の舞台を見ているようだというその臨場感に驚いた。

これならより広い範囲で多くの人に
日本にいながらにして外国の舞台を見てもらえる。
ということで8K収録舞台の上映会を企画したのです」

 

と熱く今回の映像演劇祭の企画意図を
語っていました。

 

8K映像を通して舞台を流通させ、
今回はアジアだけだけれど、
2020年には範囲を広げて
世界映像演劇祭にしていくつもりで、

世界中の演劇関係者の聖地にしていきたいし、
ゆくゆくはこの愛媛、東温市への誘客を図り、
移住定住までをも狙っているそうです。

 

世界の優れた舞台を
気軽に観てもらえるような、
そんな環境を整えていくための
新たな試みの新しいスタートが
今回の映像映画祭だったんです!

世界初の試みなんですよ!

そんなすごい世界初が
この愛媛県の温泉町で始まったわけです。

 

一人の人間の熱い思いが
こういう大きなことをやってのけるということを
目の当たりにして
私は感動したんですよね。

 

私は世界バレエフェスティバルにも
同じ思いを抱いていまして
3年に一度、世界中の超一流ダンサーが東京に集って
パフォーマンスを繰り広げてくれるんですよ!
このイベントも一人の人間の想いから始まりました。

東京バレエ団、日本舞台芸術振興会(NBS)の創始者、
故・佐々木忠次さんです。

 

すべては
そんなたった一人の熱い思いがスタートなんですよね。

その想いに引き寄せられて
多くの人が賛同し、協力し、夢が実現していく。

 

その大きな夢のスタートに立ち会えてうれしかったです!
文化も習慣も違う世界の舞台を映像収録するということは
多難なことも多いと思いますが、
この映像演劇祭がより良い形に成長し、
その夢が続いていきますように応援します!

 

関連記事:アジア8K映像演劇祭で韓国ミュージカルが上映

8K映像で見る舞台とは

「坊ちゃん劇場」に感動!

 

 

2018年10月22日執筆

韓流ライフナビ