ドラマ解説
強力おすすめ
タイトル | シグナル |
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韓国放送年 | 2016年 全16話 |
演出 | キム・ウォンソク |
脚本 | キム・ウニ |
出演 | イ・ジェフン キム・ヘス チョ・ジヌン チャン・ヒョンソン |
【 ドラマ紹介 】
『シグナル』は、時空を超えて無線機でつながった現在と過去の
刑事たちが、力を合わせて未解決事件を解決していくという
サスペンスドラマです。
プロファイリングの得意な警部補パク・ヘヨン(イ・ジェフン)。
ある日、廃棄処分されるところだったバッテリーの切れた無線から
自分に向かって呼びかける声が聞こえてきます。
その相手はなんと
15年前の事件現場にいる刑事(チョ・ジヌン)でした。
そうやって時間を超えた無線交信が始まります。
無線機はいつもつながるわけではなく、不思議なことに、
1989年、95年、97年、99年と、
二人に因縁のある重要な事件の度に無線はつながります。
現在と過去それぞれの刑事が会話することによって事件の手がかりが
生まれ、それぞれの時代で無念に終わるはずだった結果が
一つ、二つと変わっていきます。
そのうち、何のために時代を超えて無線がつながったのか、
なぜこの二人だったのか、その理由が徐々に浮かび上がってくるのですが、そのゾクゾク感がたまりません。
これはもう興奮するレベルの面白いドラマです!
1話からがっしりと心をつかまれ、
見始めたら気になってやめられませんでした。
なんといっても『サイン』『ファントム』という
社会派サスペンスドラマの名手キム・ウニ脚本家と、
『未生‐ミセン‐』『トキメキ☆成均館スキャンダル』の
キム・ウォンソク監督の作品なので見る前から期待値は高かったのですが、期待以上の面白さ。
非常に計算された緻密な構成の脚本、過去と現在が巧みに混ざり合う演出、俳優たちの熱演と、どれをとってもクォリティーがものすごく高いんですが、それ以上に、訴えているメッセージが胸を打ちます。
イ・ジェフン、キム・ヘス、チョ・ジヌンという映画でも活躍している俳優陣が熱演を繰り広げていますが、特に昔の刑事を演じたチョ・ジヌンがものすごくいいです。
金やコネや力があっても罪を犯したら罰せられるべきだという愚直なまでにまっとうな思いを持った熱い刑事ですが、この刑事の、太いものに巻かれず、決してあきらめずに社会悪に立ち向かっていく切実な思いが感動を呼びます。
金もコネも力もない人間が理不尽な目に合う現代韓国社会への皮肉なメッセージでもありますね。
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