ドラマ解説
強力おすすめ
タイトル | サイン |
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韓国放送年 | 2011年 全20話 |
演出 | チャン・ハンジュン キム・ヨンミン |
脚本 | キム・ウニ |
出演 | パク・シニャン キム・アジュン チョン・グァンリョル チョン・ギョウン |
【 ドラマ紹介 】
『サイン』は、韓国で初めて法医学者と国立科学捜査研究院にスポットを当てた、メディカル捜査ドラマです。
「生きた人間は嘘を言い、死んだ者が真実を語る」。この信念のもと、死の原因を明らかにする法医学者たちの活躍と苦悩が描かれていきます。
パク・シニャンが気難しくとげとげしい天才法医学者役で張りのある演技を繰り広げ、人懐っこく情熱的な新人法医学者をキム・アジュンがはつらつと演じています。そこにチョン・ギョウン演じる熱血刑事とオム・ジウォン扮する、俗物と呼ばれながらどんどん正義の検事となっていくデコボコカップルも加わり、彼らが権力の壁にぶつかりながらも真実を暴くべく、真っ向から権力に対決していく姿が、手に汗握る緊張感と共にスリリングに描かれていきます。
第1話からアイドルスターが謎の死をとげるというK-POPファンにも興味深い事件でスタートし、連続ひき逃げ事件や、企業内での連続不審死など、大小さまざまに登場する事件のエピソードがどれも一筋縄ではいかない内容で興味深く、それぞれの事件が主人公たちに絡んでくるという巧みな脚本になっています。
よく日本のドラマにあるような一話完結方式のメディカルドラマや刑事ドラマの概念を覆す面白さで、スピーディな展開と緊迫感あふれる演出で視聴者の好奇心を刺激していきます。そして最初の事件が最後までかかわってきて、ラストは「ええっー」と驚く衝撃の展開となっています。
科学的真実を追求するパク・シニャンと権力を志向するチョン・グァンリョルの法医学者同士の異なる信念のぶつかり合いも火花散る面白さとなっており、ミステリー、サスペンス、ヒューマンドラマの要素が満載で、とにかくストーリー構成の緻密さ、ドラマとしての完成度の高さにしびれる傑作ドラマになっています。
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