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大統領選が出てくるドラマその③

『プレジデント』

一人の国会議員が大統領選挙に挑む過程を

リアルに描いた本格的政治ドラマで、

選挙に絡んだ権力闘争、あらゆる謀略、

スキャンダルなどが出てきて、

それを支えていく家族、

選挙スタッフの熾烈な戦いを見せていきます。

もうまさにこれこそが

大統領選挙の波乱の道のりを描いてる作品なんです。

時代劇王のチェ・スジョンが清廉で堂々たる大統領候補に扮し、

おしどり夫婦で有名なチェ・スジョン、ハ・ヒラという実際の夫婦が

ドラマでも夫婦役で共演することが話題になりました。

「千秋太后」のソン・ヨンモク作家を筆頭に5人の脚本家を投入。

中には10年間国会で補佐官をしていた経歴を持つ脚本家もいるので、

とにかくリアルに描かれているんです。

まずは党内で代表になるために、

その党内選挙を勝ち抜くために

戦いが繰り広げられていくんですけれども、

政界のプリンスと言われているエリート政治家や

元検事総長だった女性政治家、

老練な政治家らがライバルでいる中

最初はあまり支持率が高くないところから

じわじわとのし上がっていくんですね。

自分の選挙戦のキャンプの参謀役に

新たな人材をスカウトしたり

妻が大財閥の娘なので、

その実家の財力で後押しするんですね。

でもやりすぎてそれが裏目に出たり

うまくいきそうだなと思うと

息子があちゃちゃなことをやってしまったり、

身内に足を引っ張られて

たびたび危機に陥ります。

そんな様々な危機を正攻法で乗り切ることもあるけれど、

ある時はスレスレのグレーなラインで乗り切ろう

というところもありなので

清廉潔白なだけではないっていうところが

現実的だったですね。

理念とか理想とか志はすごくあって

そのためにやはりこの国を変えるんだっていう

強い意志があるんだけれども、

やはりそれを実現するためには正義だけ語っていても

甘いことだけ言っていてはやっぱり成し遂げられない

というのも重々承知しているので

清濁合わせ飲んでいるっていう感じです。

でもそこはやはり主人公。

守るべき一線は守るわけです。

そこが好感を持てるところなんですけど、

様々な難関を、度胸の良さや

知略で乗り越えていくというやり取りも面白かったです。

でもやっぱり見てい思うんですよ。

「お前を大統領にすることだけを思って考えてきた。

だから邪魔するやつは許さない」ていう物騒な発言が

側近から飛び出すわけです。

つまりここまで来ると、

もはや本人の意思だけではどうにもできない状態。

彼が大統領になるために

いろんな犠牲がやっぱりそこに生まれてくるので、

本人もそこまでしてなるべきなのかって

思ってしまうところもありつつ、

でもやはりこの側近から

「大統領になるのはお前だけの夢じゃないんだ」

と言われてもうやめられないわけです。

みんなが彼を大統領にするために

ものすごい犠牲を払ってしまっているから、

ここで辞めたら仲間を裏切ることになってしまうので

何があっても進まなければならない。

立ち止まることは許されないっていう

厳しい状況に置かれてしまうんですね。

時代劇では、次期王の座をめぐって

周りがいろいろ派閥争いを繰り広げて

敵方を殺すことも辞さないところありますが、

現代におけるこのドラマでも

殺しまで出てきちゃうので、

やっぱり大統領選はなんか

すごい非道なものなんだなって思います。

とても見ごたえのある人間ドラマです。

例えば、青年失業者達がテレビ討論会で

怒って主人公の彼に文句を言うのですが、

彼はそんな若者たちに向かって言うんです。

「権利の上にあぐらをかく者、
投票に行かない者達は救済されないんだ。
だから投票してください。皆さんの貴重な1票で
我々政治家に思いを伝えてください」

って言うんですよね。

それとか、

「相手を許してこそ未来が開ける」

とか。

本当にこう名言が数々飛び出していました。

とにかく、

韓国の大統領選を知りたかったら

このドラマを見ればいいです。

 

 

 

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親世と尚子の感想語り

2022年3月6日執筆

韓流ライフナビ