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韓国ミュージカル

シン・ヨンスク、コンサートレポート

(C)韓流ぴあ

 

先日、東京のトッパンホールにて

韓流ぴあ主催の韓国ミュージカル俳優を招いて行うコンサート

「シン・ヨンスク Greatest Voice with Piano」が行われました。

クラシックに特化したホールなので、

マイクを使わないマイクレスのコンサート。

音響操作などのごまかしがきかないから

まさしく選ばれし者だけが立てる舞台なので

歌い手としては、

難しいけれど燃えるのではないでしょうか。

 

これまでもチョン・ドンソク、ミン・ヨンギ、カイといった

クラシックを学んでいる面々がコンサートをしました。

 

そして今回は、韓国ミュージカル界のディーバ

シン・ヨンスクさんが登場です。

ステージは、

厳かなステージにピアノ一台だけ

思わず観客も息をひそめてしまう雰囲気です。

 

白いロングドレスに身を包んだヨンスクさんが出てくると

『マイ・フェア・レディ』の「踊り明かそう」の歌から

始まりました!

「韓国で20年俳優をしています、シン・ヨンスクです。

お越し下さり心から感謝します。

響きがとっても美しい、こんなマイクレスのコンサートは

生まれて初めてで、

貴重な機会を与えていただきとても光栄です

お一人お一人大切に考えながら

皆さんにとって幸せな時間になるように

ベストを尽くしていきます」

というごあいさつの後は、

ヨンスクさんが注目を浴びるきっかけとなった

『キャッツ』でのグリザベラが歌う「メモリー」を

切々と歌い上げてくれました。

 

このコンサートの前日が『マンマ・ミーア』の公演で、

終了後にすぐ飛行機に乗って来日したそう。

ピアノ一台で歌うのも初めてで

少し新鮮な形でお届けします~と『マンマ・ミーア』の曲と、

『サウンド・オブ・ミュージック』で修道院長がマリアに向けて歌う

「クライム・エブリ・マウンテン」

これら2曲は観客の皆さんの夢を応援したくて準備しましたとのことで

「皆さんの夢がかないますように私も応援します」とのメッセージとともに

披露してくれました。

 

ピアノ奏者は

韓国のピアニストのイ・ボムジェさん。

イケメンでもありますが、音楽監督としても活躍している方だそう。

今年初めに行われたミン・ヨンギさんとカイさんの

このホールでのコンサートの時にもピアノ伴奏を務めていました。

そのイ・ボムジェさんの作曲した「海が残してくれた昨日」の

ソロ演奏が終わると

再びヨンスクさんが登場したのですが、

歩き方がしゃなりしゃなりと

なんだかさっきまでと様子が違います。

そしていきなり日本語で

「忙しい、忙しい。韓国でも忙しいのに日本でも忙しい」

「弾け!」と言って歌い出したのが

『ファントム』から音痴なオペラ歌手カルロッタが歌う

「私のもの」でした。

なるほど、カルロッタになり切っていたのね~

私はこの、ヨンスクさんのカルロッタが大好きでして

聞けて嬉しかった~。

 

シン・ヨンスクさんは立ち方、構え方、仕草、

すべてにわたり堂に入っていて

表情も声の出し方も多彩で表現力も豊かなので見ていて飽きません。

さすがだなあと思いました。

「この役をとても楽しく演じられて女優賞をいただけました」

と語っていました。

 

 

ここからがクラシックの披露です。

プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』からと

韓国歌曲の、ヨンスクさん曰く’とっても愛らしい´曲「ニミ オシヌンデ」

イタリア歌曲の「イルバッチオ」と続きます。

やはり普段歌いなれているミュージカル曲とは違うので

歌い終わりで緊張が解けてか「はぁ~」と息を吐いていました。

「マイクなしで歌声だけで公演するのは新鮮でとても美しい経験です。

皆さんにも美しく届いているといいです」

(C)韓流ぴあ

と、ここでゲストの

キム・ソヒャンさんのご紹介。

ソヒャンさんも前日『マリー・アントワネット』を終えて来日。

彼女もやはりマイクなしで歌うのは初めてで、

緊張したし心配したけど、

舞台袖で愛するお姉さんのヨンスクさんの歌を聞いていたら

本当に美しく響いていて心配する必要ないなと思ったということでした。

 

ここで少しピアニストのイ・ボムジェさんも交えて3人でトーク。

ヨンスクさんは、先日

『笑う男』のコンサートでも日本の観客の前で歌ったけれど

驚いたのが、

「お客さんが知的で、

コンサートに入り込んでいらっしゃる姿に力をいただいた」

と語っていました。

そして『ジキル&ハイド』からデュエット曲の「イン・ヒズ・アイズ」を。

優しく甘いソヒャンさんの歌声と

声に茶目っ気と強さのあるヨンスクさんのハーモニーを

楽しみました。

 

ソヒャンさんも

「こんなホールがある日本が羨ましいです」

と言っていて、

やっぱりそんなにいいのね~と思いました。

 

ソヒャンさんは、

2014年に『シアター・アクト』のアメリカチームの来日公演で

東洋人ただ一人だけ入って出演していました。

「その時は日本の皆さんからたくさん愛をもらって幸せでした」

と「ザ・ライフ・アイ・ネバーレッド」

を歌い上げてゲストパートは終了。

 

ピアノ独奏「帰ってこない少年の話」を挟んで、

再びヨンスクさんの舞台です。

今度は黒いドレスに着替えて登場。

(C)韓流ぴあ

シン・ヨンスクさんと言えば

彼女を有名にしたのが『モーツァルト』の男爵夫人役で、

彼女が歌う「空から降る金」が素晴らしいと評判になりました。

というわけで、その曲と

『エリザベート』から「私だけに」を

韓国語と日本語の両方を交えながら

歌ってくれました。

「一生懸命練習しました~

夜の部ではもっとうまくやるわ!」

と、一か所日本語があやふやなところがあったので

ご本人ダメ出しでそうおっしゃっていました。

 

そして個人的にこの日一番聞きたかった

『エクスカリバー』からの「父の罪」です。

「実はこの曲ロックなんです。

どうしたらいいかわかりません(笑)。

でも練習しながらなかなか良かったんですね」

と言うとスカートをバッと外して

パンツスタイルになりました。

このワザに客席も「お~お」と大興奮!

そして本場のミュージカルでは爆音で歌われる歌を

マイクなしで歌い上げてくれました。

やはりマイクがないと、迫力という点では

オリジナルを知っている身としては落ちますが、

初めて聞いた方にはインパクトがあったのではないかと思います。

「怖くなかった?」と彼女も歌い終わりで聞いていました(笑)

 

締めくくりのあいさつでは、

「今日のコンサートは面白く新鮮だけど、

同時に難しくもありました。

ミュージカルでは地声で歌いながらも

マイクを使って地声で大きく歌うようにするんです。

でも今は自己拡張させて歌っています」

と言ってちょっと違いを披露してくれたのですが、

なるほど~、そのように歌い変えているのね、と

プロの技を見ました。

「では最後に『レベッカ』を特別バージョンで~、

つまり、自己拡張版で歌います」

と言って、

今度11月中旬から韓国で始まる『レベッカ』の

有名なタイトル曲「レベッカ」を歌ってくれました。

 

「自分の声だけでお届けしたこの大切な公演を一生忘れないです」

と言っていましたので

やはりマイクレスで歌うことはミュージカル俳優にとっては

特別の体験なんですね。

 

アンコールは「千の風になって」が歌われて終了しました。

さすが芸歴20年のベテラン!

全てにおいて圧巻のステージでした。

 

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2019年11月4日執筆