ドラマ解説
タイトル | 匂いを見る少女 |
---|---|
韓国放送年 | 2015年 全16話 |
演出 | ペク・スチャン |
脚本 | イ・ヒミョン |
出演 | パク・ユチョン シン・セギョン ナムグン・ミン ユン・ジンソ |
【 ドラマ紹介 】
『匂いを見る小少女』は、JYJのユチョン主演のサスペンス・ラブコメディです。
妹を殺されたショックで痛みや味覚といった感覚をなくしてしまった警察官と、交通事故にあって、匂いが目に見えるようになった、感受性豊かな少女という正反対の特徴をもつ男女。そんなちぐはぐなふたりが、あることをきっかけに協力しあいながら、連続殺人事件の捜査にあたっていきます。
ユチョンが演じるのは警察官。『会いたい』では荒っぽくて、トラブルメイカーのような刑事を演じていましたが、今回は、妹を殺した犯人を探すという強い思いは持っていますが、性格はよりマイルドで、感覚がないのでいろんなことに鈍感で、ぬぼっとした雰囲気です。
『屋根部屋のプリンス』でタッグを組んだ脚本家イ・ヒミョンの作品だけに、『屋根部屋のプリンス』でも見せたユチョンの抜群のコメディセンスや、自然体の魅力を生かしたキャラクター設定になっているなあと感じます。とくに、シン・セギョン演じるヒロインのチョリムがコメディアン志望という設定なので、ユチョンが彼女と一緒に漫才をさせられるシーンでは、おもいっきりバカっぽいキャラクターになり切っていて、爆笑してしまいます。
シン・セギョンは『男が愛する時』など、これまでのドラマではどちらかというと暗いイメージでしたが、今回は表情豊かで子犬みたい。何にでも一生懸命な姿がすごくかわいくて、これぞ“女の子”という雰囲気を醸し出しています。この二人が甘くてかわいい2ショットになって、色々やりとりしながら捜査をしていく姿が楽しいです。
そんな可愛らしいラブストーリーと並行して、二人にとって因縁のある4年前の事件の犯人でもあり、いまだに犯行を続けている連続殺人犯の謎がだんだん明らかになっていきます。
このほか、ナムグン・ミンが演じるチョリムの見守り系お兄さんとして登場するシェフも加わって、ドラマの緊張感が高まっていきます。なんといっても、このドラマのポイントの、匂いが目に見えてしまうという特殊能力の見せ方が面白いです。
この作品が気に入った人は
・ラブストーリーとサスペンス・ミステリーの合体ドラマ
…『君の声が聞こえる』『星から来たあなた』『屋根部屋のプリンス』
『キルミー・ヒールミー』『君を憶えてる』
『ジキルとハイドに恋した私~Hyde.Jekyll.Me~』