ドラマ解説

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タイトル キルミー・ヒールミー
韓国放送年 2015年 全20話
演出 キム・ジンマン キム・デジン
脚本 チン・スワン
出演 チソン ファン・ジョンウム パク・ソジュン

【 ドラマ紹介 】

『キルミー・ヒールミー』は、チソン主演。多重人格の御曹司と精神科医が織りなすラブロマンスです。

善良な優等生の財閥御曹司チャ・ドヒョン(チソン)には、自分以外に6つもの人格が現れてしまう多重人格という秘密がありました。知らないうちに自分がなにかしでかしてやしないかいつも不安で、ほかの人格のしりぬぐいをしながら、人と距離を置いて孤独に生きています。

そんな彼が、元気な精神科医のリジン(ファン・ジョンウム)と出会い、治療を受けていくのですが、凶暴な人格のシン・セギがリジンを好きになって、危険な三角関係が始まっていくのでした。

孤独に城にこもる病気の王子と、そんな彼を何としてでも救いたいと願うヒロインの、表面的には明るいラブコメトーンで進みますが、根底には、子供のころに深く刻まれた心の傷が精神を蝕んでしまうという深い闇が漂っていて、二人の絆や切実な思いにキューンときます。

『太陽を抱く月』『京城スキャンダル』の脚本家チン・スワンの作品で、期待に違わぬおもしろさです。

とにかく、多重人格の御曹司を演じるチソンが麗しいし、かっこいい! もともと美しい人ですが、今回ほど美しいと思ったのは初めてです。セクシーで危険なキャラになるとアイラインや入れ墨が入っているのも魅力ですし、善良な優等生スタイルも、まさに‘孤独な貴公子’という形容詞がぴったりのたたずまい。ほかにも、自殺願望のある人格や、おやじキャラにキャピキャピ女子キャラなど、人格が変わると眼差しと口調、立ち居振る舞い、雰囲気ががらりと変わっていくのが見事で、「あっぱれ、チソン」と思いました。特に、一見ワルだけど実は純情で妙に女心をくすぐるシン・セギのキャラクターが母性本能をくすぐり、登場するのが楽しみになります。

そしてなによりも、チソンはやっぱりキスシーンがうまいです。個人的に彼はキスがうまい韓国俳優ベスト3に入るなと思っているのですが(ちなみにあとの2人はキム・レウォンとパク・シフ)、美しくて切ないキスシーンに何度もうっとりさせられます。

 

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