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操作

『操作』は、今乗りに乗っている俳優ナムグン・ミン主演。
記者だった兄を殺された主人公が自ら記者となり、
兄を死に至らしめた記事を探るため、
巨悪と闘っていく姿を描く社会派サスペンスドラマです。

最近の韓国ドラマは捜査ものが多いのですが、
どれもクウォリティが高い。
そんな中にあって、この『操作』も
いろんな人間関係が入り組んだ、非常に面白い1本です!

‘マスゴミ’と呼ばれてしまうような
しがないネット新聞の記者ハン・ムヨン(ナムグン・ミン)は、
5年前までは将来を嘱望された柔道選手でしたが、
法律にも人にも裏切られ選手生命を絶たれた経験から
無鉄砲な取材方法で世の中を正そうとする
型破りな伝説の記者になっています。
それも、何かの事件を追っていた兄の死の真相を突き止めるためでした。

そんなムヨンが、ある事件をきっかけに、
閑職に追いやられているかつてのエース記者(ユ・ジュンサン)と、
もう一人、不正を我慢できない
正義感の強いはみ出し者の女検事(オム・ジウォン)という
因縁のある2人とタッグを組んで、
兄の事件の裏に隠された真実を暴いていきます。

それにしても、検察・警察・巨大マスコミが組んで悪だくみをすれば
なんでもありになってしまうという恐ろしさを
まざまざと感じさせられます。
すべてがいとも簡単にねつ造され、
してもいないことがあったように報道され、
やってもいない罪で逮捕されてしまう。
その恐ろしさと、そんなありえない情報操作を前にして、
自分たちの属する組織とそれぞれ対立しながらも
型破りな手法で一つ一つ覆していく主人公たちの活躍に
胸のすく思いがします。

正義であるべき検察、警察、そしてジャーナリズムの醜さと、
それを覆そうとする者たちがいるのだという希望が
ないまぜになった胸が熱くなる作品です。

これが新人監督と新進作家によって作られたとは。
またまたすごい才能が出てきたなあと感嘆します!

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