ドラマ解説
おすすめ
タイトル | 紳士の品格 |
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韓国放送年 | 2012年 全20話 |
演出 | シン・ウチョル |
脚本 | キム・ウンスク |
出演 | チャン・ドンゴン キム・ハヌル キム・スロ イ・ジョンヒョク キム・ミンジョン イ・ジョンヒョン キム・ウビン |
【 ドラマ紹介 】
『パリの恋人』などの恋人シリーズをはじめ、『オンエアー』
『シークレット・ガーデン』などの人気ドラマを生み出してきた
シン・ウチョル監督とキム・ウンスク脚本家の名コンビが放つ
ラブコメディーです。
高校時代からの友人で、共に40代を迎えた4人の男性の物語。
それぞれ社会的な地位もあり、それなりに大人なのに、
集まると高校時代と同じようにふざけ合ったりする。
そんなかわいい大人たちの、時に苦笑を誘うようなラブリーなお話で、
四十男の本音や、それぞれが恋に悩んだりする姿を見守るおもしろさがあります。
カフェの一角に座って難しい顔で論じているのが
「少女時代のメンバーの中で誰がいいか?」だったりという、
彼らのしょうもないエピソードの数々が楽しいです。
アラフォー男子の恋と友情がなんとも微笑ましく描かれていて、
韓国で放送された時には40代男ブームが起きました。
気軽に見られて、小気味よくてしゃれていておもしろい。
アラフォー男子版『SEX and the CITY』という雰囲気の、
大人のためのトレンディードラマです。
映画では『友へチング』を始め、『ブラザー・フッド』『タイフーン』
『マイウェイ』やハリウッドや中国のプロジェクトにも参加するなど、
すっかり国民スターの地位を固めたチャン・ドンゴン。
男っぽい作品で過酷な境遇のタフな男を演じることが多かったですが、
12年ぶりに復帰を果たしたこのドラマでは、建築事務所の代表で、
モテモテの独身貴族を演じていて、
自分の車にベティと名付けちゃったりする人物で、
とっても愛すべきキャラでおもしろいです。
何もしなくても女性が寄ってきて、気軽にベッドを共にしたりする
いまどきの独身四十男なのですが、気になる女性には
小学生のように振る舞っていじめてみたりとそこらへんが可愛い。
でも恋に関しては酸いも甘いも知っている人物で、
いけしゃあしゃあとやっている姿がおもしろいです。
チャン・ドンゴンの魅力を再発見できます!
他にも4人のリーダー格の頼もしい建築士、
いつも妻に見つかってしまって絞られている懲りないプレイボーイ、
常識があってジェントルマンな弁護士という同級生四人組の
四者四様のキャラクターの面白さと、
それぞれタイプの違う愛が描かれていきます。
キム・ハヌル演じるイスは、高校の先生で正義感が強く、
野球の審判をやったりする、男っ気のない純情な人。
けっこうドジで、失敗した後で「どうしよう!どうしよう!」と
大げさに反応する姿がかわいいです。
そのほか、CNBLUEのイ・ジョンヒョンが、日本からやってきて
何か秘密を探っている謎の青年として登場しますし、
トラブルメーカーの生徒役でキム・ウビンが出ているのもお見逃しなく。
それにしてもキム・ウンスクという脚本家がすごいのは、
毎回、主人公にエッジのきいた言い回しの会話をさせたり、
印象的な性格付けをするところ。
『シークレット・ガーデン』の時は、ヒョンビンの
「確かか? 最善か?」「~なんだ、俺が」という言い回しが
話題になりましたが、今回もチャン・ドンゴンの
「~ゴルロ(ということで…)」という言い回しが印象的でした。
また本作のチャン・ドンゴン、『シテイホール』のチャ・スンウォン、
『パリの恋人』のパク・シニャン、『オンエアー』のイ・ボムスなど、
キム・ウンスクは30代から40代にかけての中年男を光らせる才能も持っていますね。
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・アラフォー男子が出てくるラブコメなら
…『オー・マイ・ビーナス』『パリの恋人』
『オンエアー』『シティーホール』