ゴールデンクロス – 田代親世の韓国エンタメナビゲート

ドラマ解説

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タイトル ゴールデンクロス
韓国放送年 2014年 全20話
演出 ホン・ソック イ・ジンソ
脚本 ユ・ヒョンミ
出演 キム・ガンウ イ・シヨン オム・ギジュン ハン・ウンジョン

【 ドラマ紹介 】

『ゴールデンクロス』は、ほんの一握りの権力者たちの利害のために家族を失った男の復讐を描いたサスペンスドラマです。

女優志望の美しい妹に実直で堅実な父親。そして明るい母親。そんな家族の祝福を受けて検事に任命されたばかりの青年ドユン(キム・ガンウ)。家族が幸せの絶頂に包まれたその日の数時間後、父親が妹を殺したという信じがたいニュースがドユンの耳に飛び込んできます。それは韓国経済を牛耳る上位0.001%の金持ちの権力者で構成される「ゴールデンクロス」と呼ばれる秘密クラブの仕業でした。
善良な会社員がいとも簡単に殺人犯にされてしまう権力集団ゴールデンクロスの恐ろしさ。司法も警察も守ってくれないという信じがたい現実に気が付いたドユンは、真相を明らかにするべく一人で奔走するのでした。


ドラマの骨格は、庶民の怒りが巨悪を追い詰めていくというストーリーラインですが、そこに一波乱も二波乱もあって、最後の最後まで手に汗握る展開が続きます。
また、悪人の娘が正義感の強い検事で、ドユンが一緒に捜査するうちに愛が芽生えて、復讐との間で葛藤していくのも見どころの一つです。

このドラマ、一にも二にも主演のキム・ガンウの熱演が絶賛を浴びました。優しい好青年が、大切なものを奪われ慟哭するところから、どんどん冷酷に、どぎつくなっていく変化を、強烈なまなざしや繊細な感情表現で完璧に表現してドラマを牽引しています。

そして大活躍する悪人たち。オム・ギジュンが、人の人生を掌で転がすことを何とも思わない残酷さを持つアメリカンコリアンに扮し、チョン・ボソクは娘には甘くて優しい父親の一方で、罪を隠そうとどんどん卑劣な悪人になっていく二重性を見せる金融政策局長を怪演。ここに、弁護士役のキム・ギュチョルを合わせた悪役三人衆もドラマを盛り上げます。

とにかく、悪人たちの非道っぷりが憎々しくて、見ていて悔しくてたまらない。皆さんも、彼らに天罰を!と思いながら見ることになるでしょう。

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・本来善良な主人公が悪への復讐のために変貌していくドラマなら
『グッバイ・ミスター・ブラック』『カインとアベル』『グリーンローズ』
『福寿草』『いばらの花』