ドラマ解説

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強力おすすめ

タイトル 人魚姫
韓国放送年 2002~2003年 全246話
演出 イ・ジュファン
脚本 イム・ソンハン
出演 チャン・ソヒ キム・ソンテク(=キム・ソンミン) ウ・ヒジン 

【 ドラマ紹介 】

『人魚姫』は、シナリオ作家が主人公の復讐メロドラマで、最高視聴率47.9%を記録、人気が人気を呼び246話にまで延長された大人気ドラマです。

幼き日、母と自分を捨て、女優と一緒になった父親(パク・クニョン)。やがて成長し、脚本家として成功した娘(チャン・ソヒ)は自分たちを奈落の底に突き落とした父親とその家族に復讐していきます。彼女の復讐の方法は、自分の書く新しいドラマに父を奪った女優(ハン・ヘスク)を主役に抜擢し、かつて彼女が母に行った仕打ちをドラマで再現して、彼女に自分の犯した罪を日々感じさせることでした。そしてもうひとつ、女優の娘で自分の異母姉妹になる女性(ウ・ヒジン)の婚約者(キム・ソンテク)を奪うために意図的に近づき恋を仕掛けていきます。

激しい愛憎渦巻くストーリー展開で、肝の据わったヒロインと女優との激しいバトルや、巧妙に仕組んでいく愛の誘惑がどのように功を奏するのか、思わず釘付けとなってしまうドラマです。

ヒロインを演じたチャン・ソヒの失神しそうなほどの熱演ぶりが話題になって2002年のMBC演技大賞で最高栄誉の‘大賞’を受賞しました。また『ファンタスティック・カップル』のキム・ソンミンが当時はまだソンテクという名前で正統派好青年キャラクターで登場し、2人の女性のあいだで揺れていく男性を演じて、このドラマで一躍大注目の存在になりました。

ヒロインの復讐と愛の物語と同時に3つの家庭のホームドラマとしても描かれており、イム・ソンハン脚本家の特徴ですが、本筋とは関係なく(笑)日常の何気ない非常に細かいところまで会話がなされ、その中に健康マメ知識も入っていたりして、それが独特な魅力でクセになる面白さとなっています。復讐が一段落すると、今度はヒロインが嫁いだ先での嫁姑のドラマにもなっていくという、長丁場だけに飽きさせないようにどんどんドラマのポイントが変わっていくのも面白いところです。

この作品が気に入った人は

・イム・ソンハン脚本家の同テイスト作品
…『神様、お願い』『芙蓉閣の女たち』『ずっと会いたい』
『アヒョン洞の奥様』 『オーロラ姫』『白夜姫』

・突っ込みながら楽しむマクチャン系の復讐長編ドラマ
…『妻の誘惑』『カッコウの巣』『いばらの花
『その女が恐ろしい~屈辱と復讐の果てに~』など