ドラマ解説
タイトル | マジック |
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韓国放送年 | 韓国放送年 2004年 全16話 |
演出 | ホン・チャンウク |
脚本 | ユン・ソンヒ |
出演 | カン・ドンウォン キム・ヒョジン ヤン・ジヌ オム・ジウォン |
【 ドラマ紹介 】
『マジック』は、カン・ドンウォンが野望に生きる危険な匂いのする青年に扮した作品です。
ろくでなしの父の存在と貧乏を憎んで育った青年が、成功のために、父親もプライドも罪悪感も捨て、計算ずくで金持ちの女に近づき落としていきます。しかし、そんな彼が、野心も何も関係なくただ会いたくなる女性が現れたことで、成功と真の愛の間で揺らいでいくという物語です。
前半は野望のために手練手管をつかいながら女をたらしこんでいくという、カン・ドンウォンの怪しいジゴロのような魅力に酔いしれ、それが後半では野望に支障をきたすほど、真の愛にめざめてしまって、それはそれは哀れなほどで、母性本能をくすぐられてしまいます。
カン・ドンウォンは、傷ついても強がっている気位の高い美しい黒ヒョウといった感じで、まさにカン・ドンウォンに始まり、カン・ドンウォンに終わるドラマ。彼の格好良さ、孤独さ、陰り、その新しい魅力が全部炸裂しています。
毎回素敵な衣装で登場、モデル出身だけあってその着こなしにもうっとり。
『美しき日々』の脚本家の作品なので、『美しき日々』で見せたイ・ビョンホンの思わせぶりの演技を髣髴とさせるしぐさなども出てきてドキドキします。
監督いわく、ここでのカン・ドンウォン演じる役のイメージは『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンだそう。野望を秘めて、罪悪感も認めながらもひたすらそれに向かうという悲哀感がたまりません。
ライバル役に、日本の昼ドラマ『ヤ・ク・ソ・ク』にも出演したことがあるヤン・ジヌが扮し、ヒロインを『我が家』のキム・ヒョジンと『美しき野獣』のオム・ジウォンが務めています。
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