ドラマ解説
タイトル | プロデューサー |
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韓国放送年 | 2015年 全12話 |
演出 | ピョ・ミンス |
脚本 | パク・ジウン |
出演 | キム・スヒョン チャ・テヒョン コン・ヒョジン IU |
【 ドラマ紹介 】
『プロデューサー』は、『星から来たあなた』の脚本家と主演キム・スヒョンが再びタッグを組んだ、テレビ局のプロデューサーたちが主人公のドラマです。
ドラマ制作やニュースの現場など、テレビ局を題材にした作品は数々ありますが、今回はバラエティー番組を作っている部署が舞台になっているのが新鮮です。おまけに、KBS放送局という実際の放送局の名前もそのままなら、「一泊二日」「ミュージックバンク」など、実際の番組名もそのまま出てきます。それだけでなく、テレビ局が背景だけに俳優から歌手まで、豪華なカメオ出演陣がみんな本人役で登場。それぞれがセルフパロディーを楽しそうに演じているなど、クスリクスリと笑える仕掛けが盛りだくさんです。
ドラマは一流大学を出たペク・スンチャン(キム・スヒョン)が新入社員としてKBSに入社するところから始まります。
スンチャンは、生真面目で純真ながらも、空気を読むのが苦手な新人プロデューサー。初日から音楽番組の辣腕女性プロデューサー、イェジン(コン・ヒョジン)から目をつけられたり、リアルバラエティー「一泊二日」のチームに配属になって、大女優に降板を告げねばならなかったりと受難の日々が始まります。
そんな新人のハラハラのプロデューサーライフを通してテレビ番組のウラ側がわかるのが一番の見所です。
このほか、最初は怖かったイェジンが気になる存在になったり、イェジンは幼馴染でペク・スンチャンの直属の先輩プロデューサーのラ・ジュンモ(チャ・テヒョン)のことが好きだったり、13歳で芸能界入りして冷めた目で世の中を見ている孤独な人気歌手シンディ(IU)がスンチャンに好感を抱くようになったり、という4人の恋のベクトルが複雑に交錯していくさまも見逃せません。キム・スヒョンの、まじめすぎてなんだか笑えるキャラクターがいい味を出しています。
これまでバラエティー番組を見ていて、「どうやってキャスティングされるのか?」「“リアルバラエティ”って本当にリアルなのか?」など、気になっていたあれこれが、バラエティー番組に携わる者たちの哀歓を交えながら、リアルに描かれているので、韓国のテレビ番組に詳しければ詳しいほど、より楽しく見ることができると思います。
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