ドラマ解説
強力おすすめ
タイトル | 海神-HESHIN- |
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韓国放送年 | 2004~2005年 全51話 |
演出 | カン・イルス カン・ビョンテク |
脚本 | チョン・ジノク ファン・ジュハ |
出演 | チェ・スジョン スエ ソン・イルグク チェ・シラ キム・フンス |
【 ドラマ紹介 】
『海神』は、9世紀はじめの新羅時代、日本と唐をまたにかけた海上貿易を実現させ、海上王と呼ばれた実在の人物チャン・ボゴの一代記を描いた大河ドラマです。
奴婢に生まれたチャン・ボゴ(チェ・スジョン)が波乱に富んだ過酷な人生を生き延び、将軍となって、最後には王位を巡る政権争いに巻き込まれていきます。次々と活躍のステージが変わりながらも常に立ちはだかるのが宿命のライバル。よき友になるはずだったのに、戦わねばならない、この宿命の敵との悪縁がやるせないです。
また大きな見どころが、チャン・ボゴの幼き日から揺らぐことのない、お嬢様との絶対的な愛。そしてその愛の姿を前にして、狂おしくもがくもう1人の男の愛。この三角関係が色濃く全編を切なく盛り上げ、胸が締め付けられます。
主演はチェ・スジョン。ワイルドに作りこんだ外見で、魅力的な人物像を作り上げ、『あの青い草原の上で』同様、深みのある目の演技に引き込まれてしまいます。
宿命のライバルには、ソン・イルグクが扮し、どうにも憎みきれない悲しき悪役に扮して、韓国での放送当時、視聴者から絶大な愛を獲得しました。
そして2人の男性から心を寄せられるスエがいいんです。クラシカルで優雅な美しさが抜きん出ていて、潤んだ大きな瞳からこぼれ落ちる涙に心揺さぶられずにいられません。
また、『チャングムの誓い』にチェ尚宮が欠かせなかったように、この『海神』には、毒気のある美しさの女傑ジャミ夫人(チェ・シラ)が登場します。この強烈なキャラクターにも目を奪われるでしょう。
スケールの大きなドラマ展開と華麗な衣装の数々、俳優陣の力の入った演技が楽しめる作品です。
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