ドラマ解説

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タイトル アラン使道伝(サトデン)
韓国放送年 2012年 全20話
演出 キム・サンホ チョン・デユン
脚本 チョン・ユンジョン
出演 イ・ジュンギ シン・ミナ ヨン・ウジン クォン・オジュン ユ・スンホ

【 ドラマ紹介 】

『アラン使道伝』は、イ・ジュンギ、シン・ミナ主演の、アランという若い女性幽霊と若き地方官である使道が繰り広げるフュージョン時代劇です。

記憶を失ったおてんば幽霊アラン(シン・ミナ)が、自分の死んだ真相が知りたくて、幽霊を見る能力を持つ、ぶっきらぼうでクールな使道(イ・ジュンギ)にまとわりついて繰り広げていく、ミステリーあり、ファンタジーあり、コミカルありのラブストーリー。そこに亡くなる前のアランの婚約者だったという両班の坊ちゃん(ヨン・ウジン)とその父親が大きくからんできて、いったい誰がアランを殺したのか、なぜ彼女が死ななければならなかったのか、そして使道の生き別れた母親がどのようにかかわっているのかなどなどが興味深く明かされていきます。いくつもの謎が、次々と、しかも断片的に出てくるので、「いったい真相は?」と目が離せない展開になっていきます。

イ・ジュンギにとっては軍を除隊後初のドラマ。彼の代表作の一つ『イルジメ〔一枝梅〕』での軽妙さと華麗なるアクションが再び見られますし、クールなかっこよさも健在です。そんな彼が事件の謎に迫りながら、最初はうざいと思っていたアランに恋してしまうのですが、なにせアランは期間限定で人間界にいることを許された身だけに、‘先のない恋’という切なさ全開の恋模様になっていきます。何よりも、イ・ジュンギの、これ本当に恋してるんじゃないの?と思うばかりの恋に身を焦がす熱いまなざしが切なげに潤むさまが絶品で、見ていてその男心に持っていかれます。

アランを演じるシン・ミナはやっぱりかわいくて、『僕の彼女はクミホ』で見せた天真爛漫な純粋さとはまた違う、威勢のいい自然児のようなたくましさがキュートです。また、謎の若様を演じたヨン・ウジンの負のオーラを放つ苦悩ぶりも印象的で、見ていて胸が痛みます。ユ・スンホが天上の神様という全てのカギを握る役で登場し、やわらかなカリスマを発揮しています。一風変わった要素が満載の時代劇ラブロマンスです。

この作品が気に入った人は

・二番手男子の苦悩ぶりに胸を痛める展開が好きなら
…『必殺!最強チル』『ペク・ドンス

・呪術系のファンタジー時代劇が好きなら
…『夜を歩く士(ソンビ)』『夜警日誌』『太陽を抱く月
『チョンウチ』『魔女宝鑑』