ドラマ解説

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タイトル パートナー
韓国放送年 2009年 全16話
演出 ファン・ウィギョン キム・ウォンソク
脚本 チョ・ジョンジュ ユ・ミギョン
出演 イ・ドンウク キム・ヒョンジュ イ・ハニ チェ・チョロ

【 ドラマ紹介 】

『パートナー』は、『マイガール』『甘い人生』のイ・ドンウクと『インスンはきれいだ』のキム・ヒョンジュが弁護士に扮して奮闘する、韓国型リアル法廷ドラマです。
弁護士ドラマは数々あれど、この『パートナー』は、弁護士たちが事件を調査する過程や、逆転、また逆転を繰り広げる法廷での熾烈な攻防戦など、法廷スペクタクルを真っ向から描いていく本格的な法廷ドラマとして韓国で好評を得た作品です。
何事にもポジティブで純粋、明るくはつらつとした熱血シングルマザーが、遅咲きの弁護士となって田舎からソウルの小さな法律事務所に就職します。その条件が、勝率0%と思われる難しい裁判で勝つことでした。そして、そんな彼女にあてがわれたパートナーは、利益優先、皮肉屋で遊び人風の弁護士でした。純粋と俗物、水と油の対照的な2人が、なんだかんだと衝突しながらも、次第にいいコンビとなっていきます。
仕事のパートナーが、恋のパートナーとなっていくのかどうか。ヒロインのことを「アジュンマ!、おばさん」と呼んではばからないイ・ドンウク扮する弁護士の、恋と友情を行き来するじれったいラブラインがひとつの見所で、6話あたりから徐々にそうした萌え描写が増えていきます。


ミスコリア出身のイ・ハニが演じるクールビューティー弁護士とエリート弁護士との不倫の切ない愛も加わって、4人の男女の人間模様が描かれます。
法廷ドラマとして、劇中で扱われる事件は大きくいえば5つなんですが、それぞれのエピソードごとに、表向きとは違う事実が浮かび上がってくるなど、痛快なカタルシス、ヒューマンドラマ、ロマンス、ミステリーなど、多様な面白さが感じられます。
前半は法廷奮闘記といった感じですが、11話からトーンが変わり、主人公2人の間の因縁が明らかとなっていきます。構成が緻密で、特に、急展開となるラスト2話はお見事。それまで上手く張られていた伏線がぎゅっとつながっていき、最大のどんでん返しが訪れます。

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