ドラマ解説

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強力おすすめ

タイトル 力の強い女ト・ボンスン
韓国放送年 2017年 全16話
演出 イ・ヒョンミン
脚本 ペク・ミギョン
出演 パク・ボヨン パク・ヒョンシク ジス

【 ドラマ紹介 】

『力の強い女ト・ボンスン』は、怪力のヒロインが、二人の男性と繰り広げていくラブコメディーです。

先祖代々伝わる人並み外れた怪力の能力を持つ女性ト・ボンスン(パク・ボヨン)ですが、その力は私利私欲に使うと失ってしまうというジンクスがあり、ボンスンは能力を隠して暮らしています。
ボンスンは幼なじみの刑事グクドゥ(ジス)のことが大好きなのですが、彼には恋人がいて片想い中。そんなある日、ボンスンの怪力ぶりを偶然目撃したゲーム会社のCEOミンヒョク(パク・ヒョンシク)は、何者かに脅迫され狙われている自分のボディーガードとしてボンスンを雇うのでした。
一方、ボンスンの住んでいる地域では女性が狙われる連続拉致事件も起きていて、彼らもこの事件に関わっていくことになります。

自由気ままでユニークなCEOと堅物ながらも男らしい刑事という全くタイプの異なる2人の魅力的な男たちが、いつもボンスンを挟んで対立することになっていきますが、ゲーム会社のCEOを演じているパク・ヒョンシクが輝いていて、もう、ちょっと~なんでこんなに素敵なの?と思わずにいられません。颯爽としていて華やかな麗しさがあって、特に頬のラインがシュッとしていて美しいです。

ヒョンシクはリアル軍入隊バラエティー「本物の男」であたふたしたり情けなかったり、隙だらけで、守ってあげたい可愛くて面白い男の子という感じでブレイクしただけに、ドラマでも『相続者たち』みたいなちょっとコミカルなキャラっぽいイメージが強かったのですが、『上流社会』で財閥雄御曹司を演じたとき「えっ?これがヒョンシク?」と、そのカッコよさに見る目が変わり、私の中では一躍大注目になりました。また『花郎』での時代劇衣装に加えて秀麗な愁いを帯びた眼差しに「かっこいい~」とすっかり心奪われ、今回の『~ト・ボンスン』でさっそうとしたかっこよさに甘さも加わり、いやあ、ヒョンシクはすっかりハンサム俳優の系譜に入ったなあと。いつの間にこんなにかっこよくなったんだ~とびっくりです。

とまあこんな風に、このドラマはヒョンシクに目も心も奪われてしまうのですが、そこはやはりヒョンシクが演じているキャラクターのメリハリがいいんですね!
大会社の御曹司ではありますが、自分の力で成功しているゲーム会社のCEOなので自信家で自由気まま。一見ひょうひょうとしているけど実は情に飢えていて、信じていたものに裏切られて男泣きにむせび泣いたりして母性本能をくすぐります。

愛の面でも、普段はしれっとした表情でひょうひょうとているのにふとした瞬間にボンスンを熱い眼差しで見つめるので、そこにキュンキュン来ます。この眼差しは韓国では「蜂蜜のような眼差し」と言われましたが、まさしく蜜があふれ出てきそうな、魅惑の眼差しです!
そんな目で「片想いは早く終わらせろ、俺、お前が好きになったみたいだ」
な~んて言われたらもうたまら~んです(爆)

で、二人がラブラブになるとヒョンシクがすっごくかわいくなってしまうのもご愛敬。ボンスンの動画を見て可愛く悶えてしまったり、かっこつけようとしても愛らしいボンスンを前にするとふにゃふにゃっとなったりしてしまうのも可愛くてたまら~ンという感じで、もうラブラブシーンはホワンホワンとしたピンクの空気が漂っていて見ていてこっちが恥ずかしくて照れちゃうほどです。


一方の刑事を演じたジスも硬派で誠実で応援したくなる魅力があります。
この背の高い二人の男子が小柄なボンスンを間に挟んで恋のさや当てをしながらああでもない、こうでもないと、3人でわちゃわちゃするのが見ていて最高に楽しいです。

パク・ボヨンもキュートでチャーミング。小さなボンスンが男たちをバッタバッタとなぎ倒していくのも痛快です。かなりの身長差があるので、ヒョンシクの腕の中にすっぽり収まるパク・ボヨンという構図も見ていてトキメキます。

ラブリーなラブコメと、不気味なサスペンス、そして脱力系のコミック場面が入れ替わりで出てきて、キュンキュンしながら笑って泣いて、じ~んと来て、見終わってほっこりした気持ちにさせられるとっても面白いラブコメです。

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