お知らせ
韓国創作ミュージカル『インタビュー―誰か、僕を助けてー』 来日公演のお知らせ
昨年誕生した韓国の創作ミュージカルで、
韓国でのトライアル公演、京都での初演を経て、
韓国で2カ月にわたって公演され、
オフブロードウェイでもアメリカ人キャストで公演が始まった作品です。
その話題作が、このたび、満を持して東京での公演が行われます。
5人の人格を持った解離性多重人格の作家志望の青年と、
彼と相対することになる推理作家、
そして一人の女性が繰り広げていく緊張感に満ちた作品です。
『スリル・ミー』と『ブラック・メリーポピンズ』
『デストラップ』、そしてドラマの『キルミー・ヒールミー』を
かけ合わせた感じのサスペンス心理ミステリー作品。
推理小説家と、
彼のもとを訪れた純粋な小説家志望の青年との、
追い詰め、追い詰められの緊迫していくやり取りに
グイグイと引き込まれていきます。
『インタビュー―お願い、誰か僕を助けてー』の制作発表会見の模様はこちら
主演イ・ジフンインタビューは取材レポページへ
『インタビュー―お願い、誰か僕を助けてー』公演スケジュールなど詳細は以下を参照のこと。 https://goo.gl/hbIvDY
【公演に関するお問い合わせ】
東京音協 TEL:03-5774-3030 (平日11:00~17:00) http://t-onkyo.co.jp/
以下プレスリリースです。
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「誰か僕を助けて」
生き延びるため、自分を粉々にしなければならなかった
たった6歳の少年の叫び
ミュージカル『インタビュー』は、生き延びるために自分を粉々にして、愛という名のもとに殺人を犯した一人の少年が、10年後、罪悪感を抱きながら再び殺人に手を染めなければならなかった事件を描いている作品。劇中、殺人事件をもとにした推理小説『人形の死』の作家である、ユージン・キムと、作家志望のシンクレアの間で息もつかせぬ心理戦が繰り広げられる。
ストーリー
2001年、ロンドンのある小さい事務所のドアを叩く音・・・。
ベストセラー推理小説『人形の死』の作家であるユージン・キムの事務所へ、作家志望の青年シンクレアが訪ねてくる。ユージンは、その日の前日に自殺を企てた連続殺人犯が書いた遺書を差し出し、シンクレアに文章を作って見ろと促す。遺書を読んだシンクレアは、‘自分の中の怪物’という話を語り出すが、突然、『人形の死』の実際のモデルはジョアン・シニアーではないのかと尋ねる。慌てたユージンに向かってシンクレアは、これまでの彼とは全く違う人物のように、『人形の死』を通して公になった‘オフィーリア殺人犯’のスタートは、ユージン・キムであり、その後起きた連続殺人はユージンの模倣犯(コピーキャット)だと話す。
10年前の殺人事件の真犯人を探す、二人の男の‘インタビュー’が始まった。
登場人物
ユージン・キム
ロンドン・精神健康センターの解離性障害専門医であり、心理学博士
2000年にロンドンを震わせたオフェーリア殺人の犯人、マット・シニアーの精神鑑定を担当し、マット・シニアーが深刻な多重人格障害を持つことを明らかにし、殺人を犯した残忍な犯人は、彼の他の人格であることを主張する。
シンクレア・ゴードン
ジョアン・シニアーが共に旅立とうとしていた文学部の学生であり、推理作家を夢見るハンサムな青年。マット・シニアーが最もなりたかった人物。
ジョアン・シニアー
マット・シニアーの4歳上の姉
継父からの虐待から逃れるため、弟のマットを利用し、異常な愛の行為を行い、彼を人形のように扱う。18歳になる年、シンクレアと共に家を出る計画を立て、マットに別れを告げた後、彼に無残に殺害される。
マット・シニアー(24才)
生れる前に父を失い、母からの無関心、継父からの暴力と虐待、姉からの異常な愛の中で育った少年。
感受性と想像力が豊かで、鋭敏なマットは、自身が目の当たりにしている地獄のような現実から生き延びるため、知らないうちに、自分自身を様々な人格で粉々にする。
CAST シンクレア役(トリプルキャスト)
ユナク(超新星)
超新星のリーダーとして、歌手活動だけでなく、ドラマ、映画、そしてミュージカルで才能を発揮しているマルチ・プレーヤー。日本の大学に留学した経験があり、日本語が堪能だけでなく、日韓をまたにかけた作品に多く出演。近年はミュージカルでの活躍が目覚ましく、韓国ミュージカル『キム・ジョンウク探し(あなたの初恋探します)』、『ON AIR~夜間飛行』等、優れた韓国オリジナルミュージカルの主演を日本で務める。昨年、東宝ミュージカル『rent』のロジャー役に抜擢、日本語での演技であったにも関わらず、日本国内のミュージカルファンに鮮烈な印象を残した。16年年末には、山崎育三郎、陣内孝明と共演する『プリシラ』のアダム役を好演。
代表作:
ドラマ:韓国MBC『私の残念な彼氏』、日本NHK『恋するキムチ』
映画:『君にラブソングを』、『僕たちのアフタースクール』
舞台:『プリシラ』『インタビュー』、『rent』、『ON AIR~夜間飛行~』『キム・ジョンウク探し』『HARU~あの日に戻れるのなら』
ソンジェ(超新星)
その歌唱力と抜群のルックスから、超新星のメンバーの中でも数多くのミュージカル作品の主演を日本国内で務める。ドラマ『太陽を抱く月』のミュージカル版では、キム・スヒョンが演じた王、イ・フォン役をこなし、多くの観客の涙を誘った。その他にも、日本に進出した韓国ミュージカル『光化門恋歌』、『美女はつらいの』『Summer Snow』では韓国を代表する様々なミュージカル俳優たちとも共演。歌だけでなく、演技でも評判を高める。
2014年より兵役についていたが、昨年除隊。復帰作となる『インタビュー』の京都初演、『カフェイン』日本公演とミュージカル界での活躍が続く。
代表作:
ドラマ:tvn『1年に12人の男』
映画:『君にラブソングを』、『僕たちのアフタースクール』
舞台(日本公演)『カフェイン』、『インタビュー』、『太陽を抱く月』、『光化門恋歌』、『美女はつらいの』、『Summer Snow』
(韓国公演)『本当に、本当に好き』
イ・ジフン
韓国を代表するバラード歌手として活躍する傍ら、ミュージカル界にも進出。近年韓国内で上演された数々の作品の主演を務め、16年『モーツァルト!』のヴォルフガング役では、日本の演出家である小池修一郎の下、その演技力の高さで韓国の観客を魅了した。その他にも、『エリザベート』のルキーニ役、『キンキー・ブーツ』のチャーリー役、『プリシラ』のティック役、『ウィキッド』のフィエロ役等、数々の作品で活躍している。
受賞歴
2013年韓国ミュージカル大賞最優秀助演男優賞(『エリザベート』のルキーニ役にて)
舞台:『キンキー・ブーツ』、『モーツァルト!』、『エリザベート』、『プリシラ』、『パリの恋人』、『エビータ』、『ジャック・ザ・リッパー』、『アルター・ボーイズ』他多数
ドラマ:『オー・マイ・ムクビ』、『ニューハート』、『君は僕の運命』、『私の娘コンニム』、『ガラスの仮面』他多数
CAST ユージン役(ダブルキャスト)
イ・ゴンミョン
韓国ミュージカル界を代表するスター。『rent』のロジャー、『ミス・サイゴン』のクリス、『アイーダ』のラダメス、『ラスト・ファイブ・イヤーズ』のジェイミー等、数々のライセンスミュージカルの主演を飾っているだけでなく、韓国オリジナルミュージカルへの思い入れも深く、来年日本版が上演される『フランケンシュタイン』の韓国初演版では、タイトルロールを務めた。また、『あの日々』『合同警備区域JSA』、『ギャンブラー』等、韓国オリジナルミュージカルの中でも、名作として名高い作品に出演。
また、日本での活動もさかんで、コンサートだけでなく、『バンパイヤ』、『ジャック・ザ・リパー』等での日本公演で来日を果たしている。
代表作:(韓国)
『インタビュー』、『フラケンシュタイン』、『あの日々』、『合同警備区域JSA』、『ロビン・フッド』『チェス』、『ロミオ&ジュリエット』、『二都物語』、『三銃士』、『キャッチミー・イフ・ユーキャン』、『ミス・サイゴン』、『ユーリンタウン』、『アイーダ』、『ブラッド・ブラザース』他多数
(日本公演)『HARU~あの日に戻れるなら』、『ジャック・ザ・リパー』、『バンパイヤ』他
イ・ソングン
韓国のオフブロードウェイと呼ばれる大学路の小劇場作品を中心に活躍する韓国ミュージカル界の名バイプレーヤー。『インタビュー』は韓国で最初に行われたトライアウト公演からユージン役をイ・ゴンミョンと共に務めており、昨年の韓国正式公演ではその高い演技力でマニア層を獲得。『インタビュー』になくてはならない存在となっている。
舞台:『ロミオ&ジュリエット』、『インタビュー』、『マーダー・バラッド』、『サマー・スノー』、『煙草屋のお嬢さん』、『華麗なる休暇』他多数
CAST ジョアン役(シングルキャスト)
キム・ジュヨン
『インタビュー』の韓国トライアウト公演でジョアン役を務めた新星。昨年は、古典を題材に、韓国の有名歌手ソテジの音楽を使用して話題となった、オリジナル・ミュージカル『ペスト』に出演し好評を博す。
クリエイティブチーム
劇作/演出 チュ・ジョンファ
ミュージカル:(韓国)
『リメンバー』、『煙草屋のお嬢さん』、『シークレット・ミッション』、『月を抱いたスーパーマン』、『上海の花火』
作曲/音楽監督 ホ・スヒョン
2008 ザ・ミュージカルアワーズ 作曲賞受賞
ミュージカル:(韓国)
『リメンバー』、『愛は雨にのって』、『シークレット・ミッション』、『偉大なるキャツビーRE:BOOT』、『月を抱いたスーパーマン』、『上海の花火』