スター列伝・スターコラム
キム・ソナ
健康美の枕詞が付くはつらつ美人。小学校を卒業後家族と共に日本で暮らしている。日本で中学、高校、大学にも進んでいるので、日本語はペラペラ。今後の日韓両国での活躍に最も期待がかかる人である。ドラマ出演は『愛と成功』や『ラブストーリー』などの助演から始まって、『好き好き』で主役の座を射止めた。
『ラブストーリー』はイ・ビョンホンやイ・スンヨンらと共演した「ひまわり」編。同僚のイ・スンヨンを心配してあれこれ世話を焼くうちに事件に巻き込まれて…という役どころがキム・ソナだ。暗いストーリーの中で明るさを振りまいて、出番も多かった。弾けんばかりの明るさが魅力で、CFへの出演も多い。ピザハットのCFに彼女が出るようになってからピザの売り上げも増えたそうだ。
2001年はチャ・インピョやキム・ヘスと共演の『黄金時代』で東京留学から帰ってきたピアニストの財閥令嬢に扮する。東京育ちで、アメリカの音楽大学でピアノを専攻していた彼女にとって、この役設定はまさに彼女そのもの。明るくてセクシーというこれまでの魅力から愛に葛藤するキャラクターを演じるという。
※2001年4月発行「韓国エンターテイメント三昧vol.2」(芳賀書店)より
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略 歴
日本で中学・高校を、アメリカでピアノを専攻する大学生活を送り、帰国後スーパーモデル選抜大会に受かって芸能界入りしました。98年の『勝負師』からドラマに出始めましたが、2000年に出演したミュージカル『お嬢さんと与太者』で役者の手ごたえを感じ、本格的に俳優として活動するようになりました。
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2002年『イエスタディ』から活躍の場を映画に移しました。『イエスタディ』ではタフな女性捜査員を演じ、続く『夢精期』でコメディエンヌとしての頭角を現し始め、2004年の『偉大な遺産』で白想芸術大賞や黄金撮影賞で人気賞を受賞し、コメディ女王と呼ばれるようになりました。そして2005年、4年ぶりとなるドラマ『私の名前はキム・サムスン』で、ちょっと太目で口の悪いオールドミスのパティシエというかつてない強烈なヒロインを演じて、視聴率50%を突破する人気を獲得。国民女優となってその年のMBC演技大賞の大賞を受賞する栄誉に輝きました。(2007年4月)