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『ヴァンパイア』ソンギュ編

 

絶賛上演中の韓国ミュージカル公演『ヴァンパイア』、
先日ソンギュの初日を観てきました。
私はINFINITEの中ではソンギュ好きなので、
見る目が甘いかもしれませんが、
とってもメイク映えがして
(←これ一応褒めてます)、
見目麗しかったです。

私はもともと切れ長の細い目が好きなので
特にそう感じたのでしょうが、
全体に身体も顔もシュッとしていて素敵でした。
特に貴族ルックが似合っていました。

彼の初日の夜公演だったのですが、
最初の甲冑を着て歌うシーンでは、
まだセットに慣れていないせいか、
天上から垂れている何本もの紐が
体に巻き付いてしまっていて、
あ、あのまま動いたら危ないかも~と
ハラハラしたのですが、
‘血の天使’と呼ばれるダンサーさんが
踊りながらうまく絡まった紐を取ってあげていました。

で、もうひとつ、
この場面ではソンギュのマイクがはずれてしまって
ソンギュの声をちゃんと拾えていなかったんです。
でも声が途切れがちになりながらも演技を優先させて、
のたうち回る場面でうまく後ろを向きながら
直していました。

これも、このあと、声を張って歌い上げる見せ場なのに
どうするんだろう~とハラハラしましたが、
無事に直せてホッという感じ。
この場面のラストはしっかりと
迫力のある声で歌えていました。

INFINITEでもボーカルを務めていて
ソロデビューもしているだけに
やっぱりちゃんと歌えるんだなあというか、
彼の歌をちゃんと聞いたことがなかったので
ミュージカルの歌も歌えるんだ~というのが
正直な感想でした。

まあ、ミュージカル的な声の伸びやかさは
まだこれからという気がしましたが、
とっても努力賞だと思いました。
歌声は低めのハスキーボイスでしたが、
セリフになるとちょっと声が軽くなるというか、
つい若さが出てしまっていましたが、
「アドリアーナ~」と
恋しい人の名を呼ぶ歌のところでは
やさしく歌っていてキュンとしました。

最近思うのは、
歌の上手さとビジュアルだったら
どちらを重視して見るかと言われたら、
私の場合は、
ビジュアルを重視した方が満足度が高い
ということに気がつきました。
なので、私好みのかっこいいドラキュラ伯爵になっていた
ソンギュの『ヴァンパイア』は満足でした!

で、劇中はもちろんですが、
アンコールも、役柄のままそっけないくらいに
笑わないのですが、
その後のアフタートークはもろに素が出ていて、
スツールにちょこんと小さく座ってみたり、
観客からの質問に照れまくったり、
お茶目でものすごく可愛かったです。
劇中とのギャップに思わず顔がニマニマしてしまいました。

『ヴァンパイア』は27日まで。
ソンギュの回はすべてにアフタートークが付きます。

 

この『ヴァンパイア』、
ソンミンも初日を観たのですが、
3人を見てつくづく思ったのは、
こういう大舞台の主役を張るには、
やはり主役慣れしていないと、
難しいのだなということです。

ある程度「オレを見ろ~」光線を出せないと
存在感が薄くなってしまいます。
その点やはりイ・ホンギはドラマでも
堂々の主役を演じていますから
舞台を掌握していた感が有りました。

ソンミンは個性の強いsuperjuniorの
メンバーの中にあって
やはりおとなし目のキャラですもんね。
歌は丁寧に歌えているのに、
全体的にそういうのが出てしまうというか、
舞台に出るまでは謙虚に、
でも一旦舞台に出たら
もっとナルシストになっていいのになあと思いました。

あと、ドラキュラの役のわりには
ちょっと恰幅が良かったかも(笑)。
ファンの方ごめんなさい。
でもせっかく顔がきれいだったのに、
私的にはそこでちょっと萌えそこねました。

まあでもみんな観たのがそれぞれの初日なので、
回を重ねるごとに余裕が出て
良くなっていったんでしょうね。

こういうのって、一回しか見られない場合、
初日、もしくは前半にするか、
後半にするか迷いますよね。

初日の演者の緊張感を一緒に感じるのも貴重だし、
こなれてきて、より素晴らしいパフォーマンスを
見るのもいいし~。
本当は初日と後半を見てその成長ぶりを
見届けられれば一番いいのでしょうけどね。

 

(2014年08月24日執筆)