ドラマ解説
タイトル | ATHENA-アテナ- |
---|---|
韓国放送年 | 2010~2011年 全20話 |
演出 | キム・ヨンジュン キム・テフン |
脚本 | キム・ヒョンジュン ユ・ナムギョン |
出演 | チョン・ウソン チャ・スンウォン スエ イ・ジア キム・ミンジョン |
【 ドラマ紹介 】
『ATHENA-アテナ-』は、イ・ビョンホン主演で大ヒットした『IRIS〔アイリス〕』のスピンオフドラマです。日本の鳥取をはじめ、イタリアなど5か国でロケが行われるなどスケールもさらに大きくなり、アクションが強化されてより一層スパイアクションものらしくなり、男性視聴者に人気が出ました。タイトルになっている「アテナ」とは、 世界エネルギー市場を掌握している組織で、その目的のために暗殺、テロ、戦争まで辞さない恐ろしい組織のこと。韓国が極秘で新型原子炉を開発することに危機を感じたアテナがそれを阻もうとテロを開始し、それを守る国家テロ情報院(NTS)要員たちの活躍が描かれていきます。
映画俳優チョン・ウソンにとっては15年ぶりのドラマ出演。韓国の要員に扮し、敵方の女性スパイ(スエ)にそれと知らずに惹かれていき、ストレートな思いをぶつけていくのですが、次第に要員としての使命感と運命の愛が衝突して苦悩していきます。スエやイ・ジアのクールな女戦士ぶりが新鮮で、特にスパイとして生きざるを得ないスエの悲しみをたたえた瞳が印象的です。
また強敵を演じたチャ・スンウォンが危険な渋い魅力を放っており、唯一の愛を失ってどんどん暴走していくさまをカリスマあふれる演技で見せています。SUPER JUNIORのシウォンが若き要員に扮し、東方神起のチャンミンも16話から登場します。BoAも歌手本人の役で出演しています。
『AIRIS』で主人公が属していたのはNSS(国家安全局)で、『アテナ』ではNTS(国家テロ情報院)という違いはありますが、スピンオフだけあって『IRIS〔アイリス〕』と時間軸がつながっているために、1話ではちらりとイ・ビョンホンの静止画も出てきますし、大統領は同じくイ・ジョンギルが演じており、北朝鮮の将校を演じたキム・スンウが以前より出世して登場。終盤にはキム・ソヨンも出てくるとあって、『IRIS〔アイリス〕』を見ていた人にはより面白味が感じられるでしょう。
この作品が気に入った人は
・やはりこれは押さえておかなくては
…『IRIS〔アイリス〕』『IRIS2-アイリス2-:ラスト・ジェネレーション』
・南北情勢に翻弄されていく男女の愛なら
…『約束の恋人』