韓流ソムリエ 田代親世の韓国エンタメナビゲート

『青春時代２』は、シェアハウスを舞台にして好評だった
『青春時代』の同じ登場人物たちによる続編です。

性格もライフスタイルも異なる
５人の２０代の女子たちが住むシェアハウス。
メンバーそれぞれの事件、事情が落ち着き、
その３か月後から始まるのがシーズン２です。

メンバー最年長でしっかりもののユン先輩（ハン・イェリ）は
アイドルたちが所属するエンタメ会社に就職し、

交際相手から暴力を振るわれたイェウン（スンヨン）は
その経験がトラウマとなって臆病になってしまっています。

初めての恋に出会って交際をスタートさせていたウンジェ（ジウ）は
自分から彼に別れを告げたものの
まだ彼に未練がありまくりの状態で、

人いち倍にぎやかなジウォン（パク・ウンビン）にも
何やら気になることが浮上しています。

そんな風にシーズン１の設定を踏襲し、
そこに、ある目的をもって入居してきたボーイッシュな新入り
チョ・ウン（チェ・アラ）が加わって、
新たなエピソードが繰り広げられます。

ちなみにシーズン１でウンジェ役だったパク・ヘスが
映画のスケジュールで合流できず、ジウがウンジェ役を引き継いでいます。

『青春時代』は明るく爽やかな青春ドラマとは違って、
ミステリーな味付けが施されていたのが特徴ですが、
シーズン２でもその持ち味は引き継がれています。

新たに入ってきた新入りが古本屋で偶然手にした本に挟まれていた手紙。
そこにはシェアハウスの住所と脅迫するような内容が書かれていました。
いったい誰が、誰を狙って書いたものなのか、
彼女はその手紙に自分の境遇を重ね合わせて、
恨みを買っている人物を突き止めようと入居してきたのでした。

おりしも怪しいメールもイェウンの元に届き始めます。
そんなミステリアスな味付けを施しながら、
事件を通して、メンバーたちが自分の中のコンプレックス、
トラウマ、未熟さや記憶の奥底に隠れていた思い…
そうしたものと向き合っていくドラマです。

シーズン１から引き続き登場する、
ミュージカル界のソン・ジュンギとも呼ばれるソン・スンウォンと、
新たに大家の息子役としてキム・ミンソク、
また「プロデュース１０１」シーズン２出身のイ・ユジンが
メンバーたちとラブラインを演じていきます。

個人的には、ユン先輩が
勤め先のアイドル歌手と繰り広げていくエピソードが
何ともやるせなくて好きでした。

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『青春時代』