ドラマ解説

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タイトル シティーホール
韓国放送年 2009年 全20話
演出 シン・ウチョル
脚本 キム・ウンスク
出演 キム・ソナ チャ・スンウォン イ・ジュニョク イ・ヒョンチョル チュ・サンミ

【 ドラマ紹介 】

『シティーホール』は、『シークレット・ガーデン』や『オンエアー』
『パリの恋人』などの大ヒット作を放ってきたキム・ウンスク脚本家と
シン・ウチョル監督コンビの作品で、
アラフォー女性が市長に立候補して巻き起こる騒動を
笑いと胸キュンで描いたじんわり感動のロマンチック・ラブストーリーです。

人口13万人の地方都市の市役所で、市長の秘書室に勤めながら、
もっぱらお茶くみ専門だった36歳の公務員シン・ミレ(キム・ソナ)。
そんな市役所に、スマートでかっこいい副市長チョ・グク(チャ・スンウォン)が赴任してきます。
グクは町おこしのイベントであるミスコンテストの担当者に任命され、
ミレも賞金目当てでこのミスイワシ娘に立候補します。
彼女は見事にミスイワシ娘になるのですが、この過程で
不正な市政の裏側を見てしまい、理不尽な目にも合わされ正義に目覚め、
やがて、市長選挙に打って出ることになります。
副市長であるグクは市長を失脚させるというミッションを抱えていたので、
ミレを利用することを思いつくのでした。

 

このドラマではなんといってもチャ・スンウォンの
渋い大人の魅力が光っています。
初めは思い通りにあやつれる人物として
ヒロインが市長になることをもくろむ野心のある男なのですが、
一緒に仕事をするうちに彼女の純粋で折れない芯の強さに惹かれていき、
政略的婚約者がいながらも恋に落ちてしまうさまが
とても大人なラブストーリーになっていていいのです。
チャ・スンウォンは、精悍でかっこいいのだなということを
改めて気づかせてくれます。

そしてアラフォーヒロインを演じたキム・ソナがとってもよくて、
彼女の代表作『私の名前はキム・サムスン』とまた違ったキュートさで、
ひたむきなかわいさと堂々とした強さを見せています。

この二人のやり取りは始めはかなり笑わせられ、
そして中盤からはうっとりさせられ、
後半は切ない気持ちにさせられていきます。
特にチャ・スンウォンがキム・ソナに向ける多様な眼差し演技が
切ないんですよね。
加えてロマンチックな描写にもドキドキさせられます。

仕事に恋にまっすぐなヒロインがまぶしく、
真っ正直に活動して人々の信頼を勝ち得ていく姿には胸が熱くなります。

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