ドラマ解説
タイトル | 内省的なボス |
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韓国放送年 | 2017年 全16話 |
演出 | ソン・ヒョヌク |
脚本 | チュ・ファミ |
出演 | ヨン・ウジン パク・ヘス ユン・パク コン・スンヨン ハン・チェア |
【 ドラマ紹介 】
『内省的なボス』は、タイトル通り、
対人恐怖症気味の超が付く内気なボスと、
ものおじししない、これまた超が付く社交的女性が繰り広げる
オフィス・ラブコメディーです。
業界一位の大手広告会社の代表ウン・ファンギ(ヨン・ウジン)は
内向的な性格ゆえに社員の前にも顔を出さず、
秘書とさえ目も合わせられない引きこもりのボス。
社員たちから幽霊と噂されてしまうほど存在の薄い上司で、
プレゼンなど表向きの仕事は有能で話術が巧みな
幼なじみの親友に任せています。
密かにミュージカルの脇役女優に花を贈るという一面があるものの、
ファンだということも伝えられない始末。
でもその彼女が女優をやめ、
ある目的のために自分の会社に入社してきたものだからさあ大変。
エネルギッシュで人懐こい彼女はボスの懐にどんどん入り込んでいって、
ボスのペースを乱していくのでした。
実は有能なデキル男なのに人前に出られなかった男が、
愛嬌いっぱいの元気印のヒロインのおかげで
少しづつ弱点を克服して成長していくラブロマンスの過程を軸に、
ある出来事の真相が徐々にわかってくる展開が織り交ぜられていきます。
ボスを演じているヨン・ウジンが、
序盤は頭から黒のフードをかぶって視線を泳がせ、
コミュニケーションが下手すぎてドギマギしてしまうので、
ますます冷たくて怖い人だと誤解されていくという始末。
そんなボスが始めはじれったくてもどかしいですが、
それがどんどんかわいく見えてくるんですね。
恋に目覚めたボスが、嫉妬したり、かわいく葛藤したり、
どうするべきか、ああでもないこうでもないと
一人で逡巡するサマが可愛くも面白いですし、
無口で上手くしゃべれないボスのせいで、
ヒロインが可愛く誤解してしまうシーンも笑えます。
これ、何がいいって、出てくる人がみんないい人なんですよね。
人物それぞれにそこはかとない切なさが漂っていて、
優しい味わいを与えてくれます。
1話にはJYJのジュンスがトップスター役で特別出演していますし、
ヒロインがミュージカルのアンサンブル女優だったという設定なので、
実際に韓国で大人気だったミュージカル
『ファントム』の上演場面が出て来るのも
ミュージカルファンとしては嬉しいところ。
『また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)』の監督作品なので、
ドラマをずっと見ていくと嬉しい特別出演も楽しめます。
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