マスター ククスの神 – 田代親世の韓国エンタメナビゲート

ドラマ解説

ドラマ解説一覧に戻る

タイトル マスター ククスの神
韓国放送年 2016年 全20話
演出 キム・ジョンヨン イム・セジュン
脚本 チェ・スンデ
出演 チョン・ジョンミョン チョ・ジェヒョン チョン・ユミ イ・サンヨプ

【 ドラマ紹介 】

『マスター ククスの神』は、チョン・ジョンミョン主演、父親の名前と人生を奪った男と闘うため、自ら名前を捨てた一人の青年の壮絶な復讐劇です。
『夜王~愛と欲望の果て~』『レディプレジデント~大物』『銭の戦争』など、これまでもいくつもドラマ化された骨太漫画で知られるパク・イングォン作家の同名漫画を原作にしたドラマです。

「ククスの神」というタイトルなので、麺づくりを巡って切磋琢磨していくグルメドラマかと思ってしまいそうですが、さにあらず。
このドラマは、自分の成功と欲望のために悪行の限りを尽くして韓国最高の麺職人と呼ばれるようになった男と、そんな怪物と闘うために自らも怪物にならざるを得なかった若者たちの愛と復讐の人生を描いていくドラマです。

他人の名前と人生を奪った男と、その男のせいで名前を捨てて生きることを選んだ少年。やがて少年は孤児院で、3人の幼なじみたちと暗い過去の痛みを分け合って成長していきます。そしてお互いを誰よりも大切に思っていた彼らが再会した時、怪物への本格的な復讐が始まっていくのでした。幼なじみが互いをかばいながら、共犯者のように成長していく感じが日本の名作ドラマ『白夜行』を彷彿させます。


一人の怪物を軸にして、彼ゆえにゆがめられた人生をかけて復讐に身を投じていく若者たち。激しい復讐心ゆえに行き違ってしまう彼らの姿に胸が痛みます。
毎回ドラマの冒頭部分は登場人物たちのナレーションで始まるのですが、それが物語性を高め、まるで彼らの年代記をひも解くようにドラマに引き込まれていきます。そして毎回最後はいつも緊張感マックスの所で終わるので、おおーッと手に汗握ったままで次回を待つことになります。

悪役を演じたチョ・ジェヒョンのカリスマ演技と、初めて復讐ドラマに挑戦したチョン・ジョンミョンの重みのある演技で重厚感のある線の太い復讐ドラマになっています。

この作品が気に入った人は…

・食作りと復讐を合体させたドラマなら
『製パン王キム・タック』