ドラマ解説
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タイトル | 雲が描いた月明り |
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韓国放送年 | 2016年 全18話 |
演出 | キム・ソンユン ペク・サンフン |
脚本 | キム・ミンジョン イム・イェジン |
出演 | パク・ボゴム キム・ユジョン ジニョン クァク・ドンヨン |
【 ドラマ紹介 】
『雲が描いた月明り』は、朝鮮時代、男装して宮中にあがったヒロインと世子が織りなすファンタジー・青春ラブロマンスで、新鋭スター、パク・ボゴムを大ブレイクさせた作品です。
激しい権力争いの中で敵の目を欺くため、ダメ王子を装っている世子(パク・ボゴム)と、幼いころからある事情で男として育てられ、借金のカタに内官として宮中に上がることになったヒロイン(キム・ユジョン)が恋に落ちていくのですが、小舟から落ちたヒロインを世子が飛び込んで助けたり、バッグはグ状態の馬上の2人とか、とにかく男装のヒロインがいつも何かをやらかしたり苦境に立たされるので、そのたびに世子が助けるという構図で、毎話ごとに胸キュンのシーンが登場してときめかせてくれます。
例えて言えば、『トキメキ☆成均館スキャンダル』のキュートなコミカルさと『太陽を抱く月』の風雅さの、両方をあわせ持つキラキラ系時代劇です。
緩急に富むパク・ボゴムの魅力
パク・ボゴムが、毛並みの良いコリー犬のようなノーブルさで、厳しい眼差しをしたかと思えばそれをユーモアで隠し、愚かさを装った次の瞬間にふっと真剣になるという緩急が魅力的。
ヒロインに対してイタズラを仕掛けたり、軽い嫉妬をしたり、こっそりときめいたりと、表向きとは違う顔を見せてくれるところも甘い魅力につながっています。
いたずらっぽい表情、真剣な凛々しき眼差し、メッと可愛く叱るときの目など、瞳の表情で大いに語ってくれるんですよね。
そんな世子とヒロインの関係は、世子がヒロインを自分付きの内官としてこき使って楽しむという中学生のようなかわいいやり取りから始まって、中盤からラブラブになるんですが、人目を忍んで隠れていちゃいちゃしているので、演じるキム・ユジョンの愛くるしい色気もあって、なんというか、‘かわいくてさわやかなんだけど、どこか隠微’な感じを醸し出し、彼らのファンタジー・ラブは見てるこっちが照れちゃうほどです。
ブロマンスに萌え
貴族の御曹司ユンソンに扮したB1A4のジニョンの艶っぽい美貌もすばらしいです。妖しく寂しげな眼差しと薄い唇に儚げな感じが漂っていて萌えるんです。世子が太陽だとしたら、ユンソンは月の輝きを持つ男。こちらのヒロインに対する切ない思いにも大いに心揺さぶられます。
また世子の護衛武士役のクァク・ドンヨンも、愁いを帯びた男らしさがあって硬派な魅力が光ります。
世子と彼らとの友情や絆、そして葛藤といったブロマンスもそこここに出てきて、それも魅惑的です。
とにかく出演者たちのみずみずしさ、映像、ストーリーもなんだか現実感を飛び越えていて、「何なんでしょう、このキラッキラッとした輝きは~」と思ってしまうドラマです。
この作品が気に入った人は
・『トキメキ☆成均館スキャンダル』『太陽を抱く月』