ドラマ解説
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タイトル | いとしのソヨン |
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韓国放送年 | 2012年~2013年 全50話 |
演出 | ユ・ヒョンギ |
脚本 | ソ・ヒョンギョン |
出演 | イ・ボヨン イ・サンユン パク・ヘジン パク・チョンア イ・ジョンシン |
【 ドラマ紹介 】
『いとしのソヨン』は、47.6%という脅威の視聴率を記録し、国民的人気となった感動のファミリードラマで、『華麗なる遺産』『検事プリンセス』『私の期限は49日』の人気脚本家、ソ・ヒョンギョンが手がけた話題のドラマです。
父に対する娘の葛藤と、娘を思う父親の心情が大きなテーマですが、最初に物語を引っ張っていくのは、ヒロイン、ソヨン(イ・ボヨン)と、お金持ちのお坊ちゃんであるウジェ(イ・サンユン)とのラブラインです。甲斐性のない父親のせいで苦労し続け、その挙句に母親を亡くし、全て父親のせいだと憎んでいる娘、ソヨン。すべてを拒絶するかのように無愛想で突っ張って生きていますが、ウジェはそんな彼女のことが気になっていきます。
イ・ボヨンが珍しく、憂いを帯び“氷姫”と呼ばれるかわいげのない女性に扮しています。そんな彼女が、イ・サンユン演じる男らしい強引さを見せるウジェの気持ちにどう応えていくのかが序盤の見どころです。そしてソヨンには双子の弟がいるのですが、久々のドラマ復帰となるパク・ヘジンが、クールでありながら、父親思いの優しい医大生に扮して変わらぬ麗しさで登場し、女性二人から愛される三角関係を展開していきます。またウジェの弟でソヨンが家庭教師を務めることになるソンジェを演じるCNBLUEのイ・ジョンシンも出演しており、タイプの違う美男たちを見る喜びもあります。
このドラマ、早い展開で愛のエピソードが進みますが、「私に父親はいない」と言ってしまったソヨンの一言が波紋を広げ、じわじわとソヨンを追い詰めていきます。またソヨンの双子の弟サンウ(パク・ヘジン)もソヨンの嘘によって、切ない選択を迫られていく…などなど、家族それぞれが波乱の展開を迎えていきます。
大ヒット作を連発してきた人気作家のソ・ヒョンギョン脚本家の作品だけに、極端な設定のやり過ぎドラマとは一線を画し、見る人がちゃんと共感し、一喜一憂しながら見ることができて、脚本の上手さと俳優たちの好演によって温かでホワっとした、感動に包まれるドラマになっています。
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