ドラマ解説
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タイトル | ライフ |
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韓国放送年 | 2018年 全16話 |
演出 | ホン・ジョンチャン イム・ヒョヌク |
脚本 | イ・スヨン |
出演 | イ・ドンウク チョ・スンウ ウォン・ジナ イ・ギュヒョン ユ・ジェミョン |
【 ドラマ紹介 】
<ドラマ概要>
『ライフ』はイ・ドンウクとチョ・スンウ主演。
『秘密の森~深い闇の向こうに~』の脚本家が手掛ける医療ドラマです。
『秘密の森~深い闇の向こうに~』で伏魔殿のような
検察組織の闇に切り込んだイ・スヨン脚本家が、
今回は病院を舞台に、その暗部にメスを入れていきます。
青年医師イェ・ジヌ(イ・ドンウク)は
救命救急センターで毎日忙しい日々を過ごすなか、
彼が父のように慕っていた院長が不審な死を遂げます。
そんな大学病院には、赤字の病院にメスを入れるべく
買収元の財閥グループから
切れ者の社長ク・スンヒョ(チョ・スンウ)が乗り込んできます。
病院といえども、効率経営重視で、
人の命をお金で測るかのような社長の言動に振り回されながら、
医師たちが置かれている過酷な状況、
病院を取り巻く問題が次々にあぶり出されていくのでした。
<見どころ&感想>
イ・ドンウク演じる、医師の信念を貫こうとする
救命救急の青年医師が中心となっていきますが、
キーポイントになるのがチョ・スンウ扮する社長です。
情容赦のない商売人として登場するのですが、
所々で見せる意外な顔にずるいほど持っていかれます。
病院を壊してしまう存在だとして
医師たちの大多数が社長を敵視するなか、
ただ一人小児科医の女性ノウル(ウォン・ジナ)だけが
社長を違った目で見始め、
彼女に話しかけられると妙にぎこちなくなる社長という
2人の間に流れる空気感が好きで、
2人の場面が出て来るのが楽しみになっていきます。
この社長が壊し屋なのか、
はたまた救世主なのかに翻弄されて行きます。
最初の2,3話は人間群像が入り乱れて出て来るので
とっつきにくくてちょっと難しいのですが、
4話あたりから、「病院を変えようとする社長VS守ろうとする医師たち」
という対決の構図がはっきりしてくるのでどんどん面白くなります。
そしてそのうちにそんな単純な構図ではなくなって
善悪が交差していくのがこのドラマの醍醐味でもあります。
医療ミスに医療事故の隠蔽、院長の座を巡る追い落とし、
試される医師たちの良心、
病院がビジネスに走ったらどんなことになっていくのか~などなど
様々な問題点を凝縮した完成度の高いドラマです。
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