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妻が結婚した

『妻が結婚した』は、夫がいるにもかかわらず、

別の男性とも結婚したいと言い出す妻と、

それを受け入れざるをえない夫のエピソードを描いた

斬新なラブコメディーです。

世界文学賞を受賞したパク・ヒョンウク作家の

話題を呼んだ同名小説が原作になっています。

職場のアイドルのようなモテる女性と、

サッカー好きという共通の趣味に助けられ、結婚にこぎつけた男。

この上なく幸せを感じていたのに、

その妻から「別の人とも結婚したいの」と衝撃の告白をされ、

なんとも受け入れがたい提案に動揺していくというストーリーです。

それだけを聞くと、

とんでもない設定の漫画チックな作品かなと思いきや、

意外や意外、設定は突飛でコミカルなのですが、

人とのつながりとか、家族の捉え方とか、

見ていくうちにまじめに考えさせられ、

今の結婚制度に問題提起を投げかける面白い映画になっています。

『今、愛する人と暮らしていますか?』のチョン・ユンス監督が、

結婚で女性が感じる束縛感を、

立場を変えて考えた愛の物語に描きだしました。

愛したい人たちを自由に愛していきたいという

自由恋愛主義者の妻を演じているのはソン・イェジン。

彼女の、可愛いセクシーさと、

自由奔放、大胆不敵さが共存するコケティッシュなヒロインは

突拍子もない設定に説得力を持たせ、

青龍賞や百想芸術大賞で主演女優賞をもたらしました。

そんな彼女の思考に振り回されていくキム・ジュヒョクの

あわてぶりも面白いです。

2人目の夫を演じているチュ・サンウクも

草食系っぽい雰囲気をかもし出しています。

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