映画解説

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タイトル あいつはカッコよかった
韓国公開年 2004年
出演者 ソン・スンホン チョン・ダビン イ・ギウ
監督 イ・ファンギョン

【 映画紹介 】

『あいつはカッコよかった』は、かっこいい男の子と少女の繰り広げるラブコメディーです。

ネット上に書き込んだ一文から高校の不良リーダーに目をつけられた女子高生。ひょんなはずみでキスをしてしまい、二人の恋のドラマが始まるのでした。

原作は『オオカミの誘惑』『ドレミファソラシド』など原作が次々と映画化されている人気ネット作家クィヨニが、10代だった2001年にネット上で発表した小説です。この小説は、彼女にとっての初めての小説で10代を中心に爆発的な人気を集め1000万クリック神話を樹立したそうです。それだけに、少女たちの憧れの、不良っぽくてけんかが強くて、でも好きな女性には一途で…というかっこいい男の子と、さえないけれど、彼の思いを一身に受けるヒロインのラブコメディーが展開されます。

監督は、のちに『角砂糖』を撮ったイ・ファンギョン監督の長編デビュー作で、明るく軽快で、ちょっぴり切ない物語となっています。

これはもう、ソン・スンホンはかっこよかった…ということに尽きる映画といってもいいでしょう。輝かんばかりの若さのソン・スンホンが、好きな女の子の一挙一動に傷ついたり怒ったりする姿を堪能してください。

ヒロインは『屋根部屋のネコ』のチョン・ダビンで、少女たちの共感を得る等身大の少女をはつらつと演じています。

 

tashiro

内容の子供っぽさは否めませんが、その辺を云々するのはもはや野暮と思えるほど、ソン・スンホンが美しかったですね。
撮影当時ソン・スンホンはすでに28歳だったのですが、シャープな姿を見せるために5キロ減量して高校生役に挑んだそうです。アイドル性の強いソン・スンホンのような美男スターは、やはり若いころにこういうラブコメに出ておいてほしいと思ってしまうほど、キャラクターといい、ビジュアルといい、彼のかっこよさを前面に押し出してくれていました。