映画解説
強力おすすめ
タイトル | ダンサーの純情 |
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韓国公開年 | 2005年 |
出演者 | パク・コニョン ムン・グニョン パク・ウォンサン |
監督 | パク・ヨンフン |
【 映画紹介 】
『ダンサーの純情』は、傷ついたダンサーと純粋な少女が出会い、ダンスを通じて愛を育んでいく、優しくも悲しい、そして、美しいラブストーリーです。
かつては競技ダンスでナンバーワンのダンサーといわれたものの、恋人だったパートナーに去られ、足を怪我したこともあってやさぐれて過ごしているヨンセ(パク・コニョン)。そんな彼を心配した先輩が新しいパートナーを世話するのですが、それが、中国ヨンピョンからきた少女、チェリン(ムン・グニョン)でした。でも実はチェリンは姉の身代わりだったことがわかるのですが、世間知らずのチェリンをほおっておけず、結局ヨンセは、素人同然のチェリンを本当のパートナーにするべくダンスの特訓を始めるのでした。
激しい競技ダンスを媒介に、愛に気づいていく2人の男女の姿を描いた、胸がキュンとなる珠玉のラブストーリーです。
国民の妹と呼ばれるムン・グニョンが、‘純粋無垢’とはまさしくこういうことだというほどひたむきで愛らしく、大切に守らなくては…と思わせるヒロインを表現。初めて、本当の愛を知った大人の女性の演技に挑みました。
そしてその相手役に、ミュージカルスターでもあるパク・コニョンが抜擢され、新たな映画スターの登場と注目されました。
この主演の2人を始め、助演俳優たちもダンスの猛特訓をし、その見事な成果を映画の中で見せてくれています。
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コラム…『ダンサーの純情』ムン・グニョン インタビュー
偽装結婚が扱われていましたが、実際90年代以降、一獲千金のコリアンドリームを夢見て、中国ヨンピョンの朝鮮族の女性が韓国人男性と結婚して入国するケースが増えているそうです。映画に出てくる抜き打ち家庭訪問や面接テストなどは、ほぼ実際のそのままを再現しているということです。2年過ぎて本当の結婚と認められれば、正式に住民票がもらえると言ってましたから、ラストは2人が出会って2年の月日が経っていたということになるんでしょうね。
ヒロインを演じているムン・グニョンは撮影当時17歳。本人曰く、まだ恋愛経験がないので、大人の愛を知っていく人物を演じるのが難しかったそうです。そのため、10歳年上のパク・コニョンは何かを愛しく思う気持ちなど彼女といろんな感情について話し合ったり、詩を読み聞かせたりするなどして、呼吸を合わせるべく力を注いだということです。