映画解説
タイトル | ボクとマウミの物語 |
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韓国公開年 | 2010年 |
出演者 | ソン・ジュンギ ソン・ドンイル キム・ジョンテ |
監督 | イ・ジョンチョル |
【 映画紹介 】
『ボクとマウミの物語』は、犬と泥棒の知恵比べを通して犬の母性愛を描いた作品です。
2006年にユ・スンホ主演で多くの人を泣かせた映画『マウミ』。その4年後に作られた、同じ犬が出演するシリーズ第2弾ですが、マウミという名前の犬が活躍する話という以外は設定のつながりはありません。
高校生のドンウク(ソン・ジュンギ)が、亡くなった父親の形見として家族として可愛がっているラブラドールリトリバー犬マウミ。マウミは3匹の子犬を生んで母親となりますが、ドンウクは高3にもかかわらず子犬の世話に気を取られ、勉強に身が入らないからと、母親に犬と引き離されてしまいます。そして紆余曲折があり、一番の末っ子の犬ジャングンが窃盗団にさらわれてしまうのでした…。子犬を救うべく母親マウミが窃盗団と対決していくさまや、飼い主ドンウクとマウミとの絆を、コミカルテイストをメインに、じんわりと温かく描いていきます。
『ファミリー』で父性愛を描いて好評を博したイ・ジョンチョル監督が、今度は犬の母性愛を描いています。
名演技を見せるマウミ役の犬、タリは、シリーズ1に続いて2作品連続で主演を果たしています。メスだけにイケメン好きで、1作目のユ・スンホに代わって今回はソン・ジュンギが相手役を務めています。子犬の3兄弟は実際にも兄弟犬だそうで、末っ子ジャングン(将軍)は生後40日の子犬です。また窃盗団を演じたソン・ドンイルとキム・ジョンテは爆笑のコンビネーションを見せています。
ソン・ジュンギは、前作の『マウミ』を面白く見たので続編への出演を決めたものの、もともとは犬が苦手で近づくことができないほどだったそうです。でも始まってみれば、タリは訓練をしっかり受けている犬だったので、うまく適応できて、最後には、実際にも犬を育ててみたいとまで思えるようになったそうです。ちなみにこの時のソン・ジュンギはマウミ役の犬タリよりもNGが多く、また出演料はタリよりも少なかったのだとか(笑)。