映画解説

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タイトル まわし蹴り
韓国公開年 2004年
出演者 キム・ドンワン ヒョンビン キム・ヨンホ チョ・アン イ・ギウ
監督 ナム・サングク

【 映画紹介 】

『まわり蹴り』は、学校の落ちこぼれたちがテコンドーに出会って成長していく姿を描いた青春スポーツ映画です。

50年の伝統を誇るマンセー高校のテコンドー部ですが、いまや弱小チームに甘んじている始末。ある日部員がけんかしてボコボコにやられてしまったものだから大会に出ることも危ぶまれてしまいます。そこで校長は、ケンカ相手の番長ヨンゲク(キム・ドンワン)ら学校の問題児たちに目を付け、退学させられたくなかったら部員になって大会に出ろと取引をするのでした。ヨンゲクたちははじめは嫌々やっていたテコンドーでしたが、その魅力に気がつき、必死に取り組むようになっていきます。そこにどこか頼りない新任監督(キム・ヨンホ)も加わって、落ちこぼれ軍団たちの巻き返しが始まります。

主演は人気男性歌手グループSHINHWAのメンバーとしても知られるキム・ドンワン。歌手としてスターの地位を築いている彼の初の主演映画ということで話題になりました。また生真面目なテコンドー部の部長でヒョンビンが映画デビューを飾っています。ほかに『サッド・ムービー』『愛を逃す』のイ・ギウ、『君に出会ってから』『雪の女王』のキム・テヒョン、そして紅一点のマネージャー役には『狐怪談』のチョ・アンといった若手スターたちが大挙出演しています。

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いかがでしたか? 主演を務めたキム・ドンワンは、俳優仲間から‘頑張り中毒’とあだ名されるほど熱心に演技に取り組む人で、この『まわし蹴り』では、2ヶ月の武術訓練を受け撮影にのぞんだものの、肋骨にひびが入ったり、肩の脱臼や足首の骨折など、満身創痍になりながらも代役なしでアクションをやり遂げたということです。また、シナリオにもなかった設定なのに、自分で考えて潔く坊主頭にして現れたということで、それだけの情熱でこの作品にのぞんだそうです。