映画解説

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強力おすすめ

タイトル キッチン~3人のレシピ
韓国公開年 2009年
出演者 チュ・ジフン シン・ミナ キム・テウ
監督 ホン・ジヨン

【 映画紹介 】

『キッチン~3人のレシピ』は、一組の夫婦と自由奔放で魅惑的な男の3人の奇妙な共同生活を描いたラブストーリーです。

純粋無垢で少女のような妻(シン・ミナ)は幼なじみで兄のような存在だった男性(キム・テウ)と結婚し1周年を迎えましたが、不思議な青年(チュ・ジフン)と出会い、あろうことか、関係を持ってしまいます。一度限りの関係だと忘れようとしていた彼女ですが、夫が脱サラしてレストランを開こうと連れてきたシェフこそがその青年で、彼女たち夫婦の家に居候することになってしまいます。そして、甘く、危うい3人の共同生活が始まるのでした。

脚本・監督は、この作品で長編デビューを飾ったホン・ジヨン監督で、『アンティーク』のミン・ギュドン監督の奥様でもあります。

やさしく完璧な夫がいながらも自由奔放な男性に惹かれていく女性の移ろう心。またそんな彼女を見て微妙な感情に襲われていく二人の男。3人の繊細な心模様が、美しい映像とおいしそうな料理とともに描かれていきます。

チュ・ジフンが、平和な夫婦の間に入り込む自由奔放な天才シェフに扮して、とらえどころのないふわふわとした存在感を見事に表しています。対するシン・ミナが天真爛漫で純粋な新妻に扮して愛くるしい魅力を振りまき、そんな若手の二人にベテラン、キム・テウを配して調和の取れたキャスティングになっています。

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チュ・ジフンにとって、『キッチン』はシナリオを読んで温かみを感じ、演じていても幸せな気持ちになれた作品だったそうです。
自由奔放な男性を演じるにあたっては、‘相手に嫌な気もちをさせずに近づける憎まれない人’を念頭において、もっと若いころにストレートな感情でふるまっていた自分を思い出しながら演じたそうですよ。