映画解説

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タイトル 風のファイター
韓国公開年 2004年
出演者 ヤン・ドングン 平山あや 加藤雅也 チョン・テウ
監督 ヤン・ユノ

【 映画紹介 】

『風のファイター』は、極真空手の創始者、大山倍達(チェ・ペダル)をモデルに描いて韓国で爆発的にヒットした同名ベストセラー漫画を映画化したアクション人間ドラマです。

16歳で韓国から日本に渡り、不当な差別にも、あらゆる試練にも屈せず、日本最強にのし上がった男の一代記。「正義なき力は無能なり、力なき正義も無能なり」現代格闘技の礎を築いた男、大山倍達が、いかにして“地上最強”になったのか? 数々の有名なエピソードを織り込みながら、ひとりの格闘家の壮絶な生き様が描かれます。

大山倍達を演じたのは、映画『受取人不明』やドラマ『勝手にしやがれ』などのヤン・ドングン。ほとんどをスタント無しでこなしています。彼を献身的に支えるヒロイン陽子役には日本から平山あやが、そして日本最強の空手家役で、加藤雅也が出演しています。2004年夏に韓国で公開された時には、並みいるハリウッド大作を抑えて人気を集めました。ワイヤー無し、CG無しのリアルなアクションシーンが大きな見どころとなっています。

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実はこの作品、最初主人公にはRAIN(ピ)がキャスティングされていて、派手な制作発表パーティーまで開かれたのですが、資金繰りなど諸般の事情で制作が中断され、もろもろが仕切り直しとなり、最終的には今回の形となりました。新たにキャスティングされたヤン・ドングンは、それまでヤン・ユノ監督と『チャン』『ホワイト・バレンタイン』といった作品で仕事をしたことのある間柄だっただけに、監督からのたった一本の電話で出演が実現したそうです。