映画解説

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タイトル 真実ゲーム
韓国公開年 2000年
出演者 アン・ソンギ ハ・ジウォン クォン・ヨンウン
監督 キム・ギヨン

【 映画紹介 】

『真実ゲーム』は、人気歌手の死を巡るミステリースリラーです。

人気ロック歌手のチョ・ハロックが駐車場の車の中で注射を打たれて亡くなりますが、殺したのは自分だと言って17歳の高校生が自首するところから始まります。少女はチョ・ハロックのファンクラブの会長で、チョ・ハロックから乱暴されそうになったので、抵抗するうちに殺してしまったと告白します。ですが、事件を担当した検事は真相は違うのではないかと思い、事件のなぞに迫っていきます。

実は95年に韓国の人気デュオのDeux(デュース)のキム・ソンジェという歌手が亡くなった時に、彼のファンで恋人だった女性が逮捕され、証拠不十分で不起訴になったという実際の事件がヒントになっています。

人気歌手と熱狂的なファンの関係に関心を持って企画されたのが本作品ですが、好きな歌手をいかにサポートして行くか、熱血ファンたちのその狂信的なまでの内容が描かれていきます。

『チェオクの剣』『バリでの出来事』などのハ・ジウォンの映画デビュー作で、ドラマ『秘密』を髣髴とさせる目力の強さには驚かされます。この演技で大鐘賞の新人演技者賞を受賞しました。この少女に翻弄されていく検事役には、国民俳優のアン・ソンギが扮しています。

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あまりにショッキングな10代の少女たちのファンクラブの描き方に驚かれた方も多いでしょう。実際、この作品が公開された時には、当時の韓国の2大アイドルグループ、H.O.Tとジェクスキスのファンクラブの会長らを招いて討論会が催され、その会長たちからファンクラブの描写が歪曲されている部分があると脚本家との舌戦が繰り広げられましたそうです。