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『太陽を抱く月』


創作ミュージカルの『太陽を抱く月』は
ドラマと違って子役は登場せず、大人のキャストが少年時代と
大人になってからを演じ分けていました。

『ウェルテルの恋』で来日公演もした
キム・ダヒョンさんが王様フォン役で、
昨年『風月主』を見て、すっとした顔立ちが私好みだわと思った、
ソン・ドゥソプさんがヤンミョン役でした。

一幕が、
フォンとヨヌの初恋が、
ヨヌが亡くなったことで哀しく幕を閉じる所で終わり、

二幕は、
年月が経ってから2人が再会するところから始まります。

シンプルながら、
ドラマで美しいなと思った色使いや世界観が
うまく表現されたセットになっていて、
見ていて楽しかったです。

プレビュー公演の初日でしたが、
だいたい韓国は初日って
リハーサル的なアラが目立ったりするのですが、
それもなく、完成度が高かったですね。

幽玄な場面や、悲劇的な場面など、
メロディアスな曲にのせて表現され、
やはり韓国のミュージカルは悲劇が似合うなあと思いました。

プレビュー公演は「竹田」という
地下鉄を延々と乗って行く場所にある
劇場で6月23日まで。(遠かったです~)

本公演は場所をソウル市内の芸術の殿堂に移して
7月6日から31日まで上演されます。

(2013年06月12日執筆)