ドラマ解説

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タイトル 我が愛しの蝶々夫人
韓国放送年 2012~2013年 全51話
演出 イ・チャンミン
脚本 ムン・ウナ
出演 ヨム・ジョンア パク・ヨンウ ユン・セア キム・ソンス チャン・ヨン

【 ドラマ紹介 】

『我が愛しの蝶々夫人』は、『笑ってトンヘ』『君は僕の運命』のムン・ウナ脚本家と『太陽の花嫁』『マイダス』のイ・チャンミン監督がタッグを組んだ、傍若無人な落ちめの元トップ女優が繰り広げていく、コミカル・ファミリー・ラブストーリーです。

落ち目の女優ナビ(ヨム・ジョンア)が、スキャンダルから逃れるために海外旅行に出かけた先で、エリート男性(キム・ソンス)をゲットして結婚。でも幸せな新婚生活もつかのま、夫が失踪し、思いもかけない災難が彼女に降りかかってきます。やがてナビは、孤児だと思っていた夫に実家があることを知り、その田舎の食堂で夫の家族たちと慣れない共同生活をしながら、夫が戻る日を待つことにするのでした。

ヒロインの名前がナビで、韓国語で「蝶々」の意味なので、そこからタイトルが来ています。

この作品は、ヒロインのナビと、彼女を愛する御曹司(パク・ヨンウ)という2人のキャラクターがとにかくいいんです!

まず、ヨム・ジョンア演じるナビは、ちゃっかりしていて厚かましくて傍若無人な強気の女子。そのくせバカみたいに人を疑うことを知らずに真っ直ぐで、情が厚いときたものだから、なんとも憎めません。そしてどんなに苦境に立たされてもめげずに立ち直るたくましさに、見ているこちらも励まされ、常に堂々と威勢のいい言動をするので、とにかく痛快です。

そして、そんな彼女と会えば衝突を繰り返していたデパートの御曹司ウジェは、ナビの人間性を知るにつれ、ナビのピンチにはいつも助けてあげる守護天使となっていき、やがてナビを深く愛するようになっていきます。演じているパク・ヨンウはそれまでは映画を中心にひとクセある役や小心者の情けない役を演じることが多かったのですが、今回はぶっきらぼうながらも温かい心を持った御曹司役で、特に愛する女性を見つめる、目で語る演技でかなりの確率で持っていかれると思います。今までノーマークだった…という方にとっては、パク・ヨンウってこんなに素敵だったのねと認識を新たにすることでしょう。私の中でも、今回はパク・ヨンウの魅力再発見でした。とにかく、この二人のカップルシーンを見るのが毎回楽しみになっていくことうけあいです。

愛に胸をときめかせながら、ナビが夫の実家と育んでいく家族の情にもじんわりとさせられます。愉快、痛快、傍若無人女子が繰り広げる逆境から始まる第二のシンデレラストーリーです。

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