映画解説

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タイトル 野獣と美女
韓国公開年 2005年
出演者 リュ・スンボム シン・ミナ キム・ガンウ
監督 イ・ゲビョク

【 映画紹介 】

『野獣と美女』は、顔にコンプレックスを抱える男性と美女が繰り広げるラブコメディーです。

怪獣の声専門の声優ドンゴン(リュ・スンボム)のガールフレンドは、盲目のジャズピアニスト、愛らしいヘジュ(シン・ミナ)。ドンゴンはいつもそばにいて、目の見えない彼女を温かく手助けしてあげています。でもどんな顔をしているのかと聞かれ、つい、ヘジュの目が見えないのをいいことに、高校時代の学校のアイドルだった友人ジュンハ(キム・ガンウ)の顔を自分のことのように説明してしまうのですが、ある日手術でヘジュの目が見えるようになったからさあ大変。ドンゴンは本当の事を言いだせずにまた嘘をついてしまうのですが、そうこうしているうちになんと本物のジュンハが現れ、ヘジュに一目ぼれしてしまったからさらに大変な事態になってしまいます。

自分に自信がないばっかりに、ふとついてしまった嘘がどんどんこじれていってしまうというちょっぴり切なさの漂うラブコメディーです。

カリスマのある存在感で映画界で人気のリュ・スンボムが、つい気弱になってしまう男性をコミカルに演じ、シン・ミナが、可憐で溌剌としたヒロインに扮し、キム・ガンウが2人の仲を脅かす押しの強い熱血検事を嫌味なくさわやかに演じています。また『無敵の新入社員』のアン・ギルガンがとぼけた演技で笑わせてくれます。

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お気づきかと思いますが、ヘジュの目が見える前の想像の中のものと、見えるようになった後とで、美術セットも衣装も人物も、違っているという細かな演出が施されています。見えるようになってからのジャズクラブの歌手役で、本物の歌姫、ライブの女神とも呼ばれるインスニが出演しています。彼女はデビュー30年を迎える、国民的支持を得る歌手ですが、映画への出演はこれが初めてで、話題になりました。