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白夜

韓流4天皇のひとり、イ・ビョンホンが
『美しい彼女』に引き続き、シム・ウナと共演した話題作。
そのほか、イ・ジョンジェ、シン・ヒョンジュンといった
韓国のタフガイスター揃い踏みの社会派ハードロマン。

分断国家、韓国ならではの題材を扱った作品で、
ロシアを舞台に、ロシア所有の核兵器を巡って
北朝鮮と韓国の諜報部員らの愛と戦いを描いた
壮大なスケールのドラマです。

1968年に発生した北朝鮮工作員による官邸襲撃未遂事件。
この事件でともに父親を失った韓国の少年ギョンビンと
北朝鮮の少年テッキョンは、やがて青年となり、
祖国のために命を懸けることになっていきます。

愛する女性を亡命させるため身を犠牲にし、その代償として
北朝鮮のテロリストとなったテッキョンにチェ・ミンスが、
韓国の諜報部員ギョンビンにイ・ビョンホンが扮し、
そこにシム・ウナ演じる、宿命の恋人アナスターシャを絡めた
緊迫感のあるストーリーが展開していきます。

ほとんどがロシアロケで、俳優たちもロシア語をしゃべり、
戦闘シーンなどは特撮を駆使していて
とにかくスケールの大きさにうなる作品。

『砂時計』の夢よもう一度という意図があったであろうことは、
作風からも、使用している音楽からも、
登場する俳優からも感じられるが、
韓国人の誰もが経てきた実際の事件が背景になっていた
『砂時計』と違って、『白夜』は、
描かれる内容があまりに現実の生活感からかけ離れていたためか、
前評判ほどは人気を集められませんでした。

 

 

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