ドラマ解説
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タイトル | サムデイ |
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韓国放送年 | 2006年 全16話 |
演出 | キム・ギョンヨン |
脚本 | キム・ヒジェ |
出演 | ペ・ドゥナ イ・ジヌク キム・ミンジュン オ・ユナ |
【 ドラマ紹介 】
『サムディ』は、昔の愛と現在とを交錯させながら、‘愛’について悟っていく、事前制作で作られた、映画のような映像美が光るドラマです。
恋というものはただのホルモン異常で、平和を壊す恐ろしい経験にすぎないと頑なに思っている女性ハナ(ペ・ドゥナ)。明るく人なつこく振舞いながらも誰よりも悲しみを抱えている青年ソンマン(イ・ジヌク)。全てに恵まれ、何かに執着することなどなく余裕で生きてきた男性ジンピョ(キム・ミンジュン)。そしてそんな彼のそばで長年親友として付き合ってきたキャリアウーマン、ヘヨン(オ・ユナ)。この4人の男女が、ある老人の死をきっかけに出会い、彼らの70年にも及ぶ切ない愛をひも解いていくうちに、それぞれが‘愛’というものに目覚めていきます。
ヒロインが日韓ハーフの漫画家という設定なので名古屋ロケを行っており、ドラマの中にも効果的に漫画が入ってきて、ドラマに独特な味わいを与えています。
主演の4人を演じているのは、不思議ちゃんキャラがぴったりなペ・ドゥナと、『スマイルアゲイン』『エアシティ』などのイ・ジヌク。このイ・ジヌクの人なつこい微笑には誰もが好感を持ち、またその背負っているものに痛々しさを感じることでしょう。そして『プラハの恋人』『チェオクの剣』のキム・ミンジュンの、ひょうひょうとしながらも内に情熱を秘めた緩急あるスマートな魅力と、オ・ユナの、出来る女の全てをわきまえているからこその切なさと、それぞれの魅力がしっかりと伝わってきます。
重すぎず、でも軽くもなく、人が人を好きになるとどう変わっていくのかが丁寧に描かれ、とても繊細な小説を読んでいる気になる、すごく見る者の感性に訴えかけてくる作品です。
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