韓流ソムリエ 田代親世の韓国エンタメナビゲート

『あなたが眠っている間に』は、イ・ジョンソクとスジ共演。
未来の悪い出来事を夢で見てしまう女性と、
その出来事を阻止しようと奮闘する検事が繰り広げていく
ファンタジックなサスペンス・ラブストーリーです。

幼いころから、この先起こる悪いことを夢に見ると、
それが必ず現実になってしまうヒロイン、ホンジュ（ペ・スジ）。

そんな悪夢に悩まされるなか、
ある検事（イ・ジョンソク）と出会います。

この日をきっかけに、今度は検事の方も不思議なことに
彼女に関する悪い予知夢を見るようになっていくのでした。

この２人が関わり始めたことで一つの起こるべき悲劇が変わり、
ホンジュはあきらめていた未来に希望を持つようになっていきます。

そして、検事によって命を救われた
警察官の青年（チョン・ヘイン）もまた
予知夢を見るようになり、

この３人がお互いの夢を見ながら心配し合い、守りあいながら、
愛と友情を育んでいく過程が描かれていきます。

このドラマの見どころはイ・ジョンソクの魅力ですね。
今回の魅力ポイントは「等身大」ということ。

ひょいっと乙女心をさらうキラっキラの甘さはそのままに、
カッコつけたあとでビビってみたり、
ずっこけたり、弱音を吐いてみたり、
かっこいいだけではないスキのある部分がとっても魅力的。
とぼけたコメディー演技もいけるのね～と笑えます。

かと思えば、まるで子供のように泣く場面もあって、
そこはもう母性本能を刺激する可愛いさです。

それからもう一人の重要人物として登場する警察官役のチョン・ヘインが、
きりりとした眼差しで清潔感のある一歩引いた男の魅力で、
彼もとってもいいんですよ。

ボーイッシュでさばさばした、チャーミングなスジを挟んでの
この３人の関係性がまた素敵です。

『君の声が聞こえる』『ピノキオ』で、
ヒューマンな感動とラブストーリーを合致させ視聴者をうならせてきた
パク・ヘリョン脚本家のドラマだけに、
序盤で見せていた伏線が終盤で一つにまとまっていく過程や、
縁、因縁の連鎖、そして訴えかける社会正義に
今回も熱く感動させられます。

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・ヒューマンな感動とラブストーリーの見事な融合作品なら

『君の声が聞こえる』　『ピノキオ』