『おひとりさまジヨンさん』は、他人とのかかわりを避け、
個人主義で生きているヒロインと、
人懐こい年下男子とが繰り広げる短編ラブストーリーです。
マンションで一人暮らしをしている看護師のジヨン。
人づきあいが苦手な彼女は人間関係にわずらわしさを感じていて、
職場の同僚からも恋人からもあきれられるほど不愛想な女性です。
それというのも、幼い頃にいがみ合って離婚した両親のせいで
幼いころから独立せざるを得なかった生い立ちが影響していました。
そんな彼女の隣に住んでいるのが、
寂しがり屋で常に他人と関わっていたい年下男のビョクス。
彼はつれなくされてもめげずに人懐こくジヨンに挨拶してきます。
絶対に関わらないようにしようと決めていたにもかかわらず、
ひょんなアクシデントでビョクスと口を利くことになってしまったジヨン。
そのうちビョクスの無防備なまでに温かい笑顔と考え方に影響されて、
固く閉ざされていたジヨンの気持ちが少しづつ変わっていくのでした。
傷つきたくなくて徹底した個人主義で生きてきたジヨン。
本音は一人でいたくないのに、でも深入りしたくないしされたくもない。
愛されたくても臆病で素直になれないという
複雑で繊細なヒロインの気持ちが丁寧に描かれていて、
その不器用な生き方に切なくなります。
そんな頑ななヒロインを演じているのはミン・ヒョリン。
そして年下男には、ソ・ガンジュンもいる5人の俳優ユニット
5urpriseのコンミョンが扮しています。
コンミョンが醸し出す活発な愛らしさと、
思わず気持ちがほぐれるような温かな笑顔には、
ヒロインならずとも気持ちがほぐれるでしょう。
家族関係に恵まれない大人同士が、
自分の心の傷と向き合いながら、
お互いを癒していくヒーリングドラマです。