ドラマ解説
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タイトル | 誘惑 |
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韓国放送年 | 2014年 全20話 |
演出 | パク・ヨンス |
脚本 | ハン・ジフン |
出演 | チェ・ジウ クォン・サンウ イ・ジョンジン パク・ハソン イ・ジョンシン |
【 ドラマ紹介 】
『誘惑』は、韓流初期からそのブームを牽引してきた2大トップスター、チェ・ジウとクォン・サンウがお送りする王道の大人のメロドラマです。
二人はかつて大ヒットドラマ『天国の階段』で共演していますが、それから11年の間、それぞれ、涙の女王、涙のプリンスとして数々の泣けるラブストーリーを演じてきて、本作で満を持しての再共演。少しずつ近づいていく男女の揺れ動く心情をしっとりと表現しています。
『誘惑』は、莫大な借金を抱えた男性(クォン・サンウ)に出された「あなたの3日間を10億ウォンで買いましょう」という財閥女性(チェ・ジウ)からの提案が発端となります。愛しあい信頼しあう夫婦に波紋を投げかけるようなこの誘惑を前にして、切羽詰まっていた男が下した決断が、その後の人生を狂わせていきます。また妻(パク・ハソン)の前にも、財閥御曹司(イ・ジョンジン)が登場し、この4人の男女の関係がどうなっていくのか、その誘惑の行方が非常に気になります。
チェ・ジウはスタイル抜群なので衣装が映えてゴージャスな存在感を放っていますが、従来の彼女のイメージを覆すような役どころに挑戦。一大グループのトップとして多くの責任を一心に背負い仕事漬けの潤いのない人生を歩んでいる‘鉄の女’を演じています。そんな彼女が遅まきながら初恋に陥ってしまい、少しずつ感情表現が豊かになっていきますが、CEOという立場も年齢もあるので、愛を知ってそこはかとなく喜びを噛み締めていくさまがいじらしいです。
一方クォン・サンウは、誠実で正義感のある、仕事のできる好男子ですが、妻を愛しているのに財閥女性のことが頭から離れられなくなる危うい心の揺れを繊細に演じていて、頼りがいがありながら甘柔らかい魅力が素敵です。
妻を演じるパク・ハソンは、優しい妻だったのに、夫への不信感が募ってどんどん心が荒んでいく変化を見せ、イ・ジョンジンが一筋縄ではいかない食えない財閥御曹司に扮してこの3人に深く関わっていきます。
年齢を経て、いい年を重ねた男女の、現実的でもあり、ちょっと寓話的でもある、落ち着きのある大人の愛という雰囲気がとても魅力のある作品です。
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