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押さえておきたい韓国ドラマは? 後編

『オールイン運命の愛』2003年

イ・ビョンホンここにありを改めて知らしめた作品。
ロサンゼルス、ラスベガスなど大々的なアメリカロケを敢行するなど、
スケールも大きい重厚な作品で、グイグイと引き込まれる劇的なドラマです。

※『オールイン 運命の愛』ドラマの解説はこちら

『屋根部屋のネコ』2003年

同居ものって今ではドラマでも普通に出てきますが、
当時、保守的な韓国で初めて若者の同棲を扱ったことでも
話題になったドラマです。
キム・レウォンの大ブレイク作。

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『宮廷女官チャングムの誓い』2003年

日本に韓国時代劇の面白さを知らしめた作品。
日本だけでなく、アジア各国・中東などでも大人気。
『ホ・ジュン』もいいけど、『チャングム~』の方が宮廷料理もあって華やかです。

※『宮廷女官チャングムの誓い』ドラマの解説はこちら

『チェオクの剣』2003年

マニアドラマの先駆けの1本。日常生活が過ごせないほどハマったファンが続出し、「廃人ドラマ」という言葉が根付いたきっかけの作品。
かくいう私も廃人になりました。
いまだに好きなドラマ・ベスト3のうちの一本です。

※『チェオクの剣』ドラマの解説はこちら

『天国の階段』2003~2004年

『冬のソナタ』が純愛ロマンスなら、
こちらは激しい感情が波打つ激情型ラブロマンス。
クォン・サンウが大ブレイクした原点のドラマ。
これは「愛は戻ってくるのだ!」というブーメランのシーンが
よくパロディーで使われていました。

※『天国の階段』ドラマの解説はこちら

『パリの恋人』2004年

今や『太陽の末裔』『鬼トッケビ』など、
書くドラマすべてがヒットする脚本家キム・ウンスクの
初期の頃の大ヒットラブストーリー。
これも彼女の原点という意味で外せません。

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『バリでの出来事』2004年

やっぱり韓国ドラマが好きなら、
これは愛とやるせなさを描き出した韓国ドラマの真骨頂だと思うので、
見ておくべきだと思います。
個人的にも今でもベスト3に入るくらい好きですね。

※『バリでの出来事』ドラマの解説はこちら

『ごめん、愛してる』2004年

現在日本でもリメイクされていますが、
命がけの愛を描いた魂レベルの愛の話の代表作。
ソ・ジソブが大ブレイクした作品でもあり、
これも韓国ドラマ史の中で外せないですね。

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『フルハウス』2004年

韓国はもとより、中国をはじめアジアで大ヒットとなったラブコメドラマ。
中国で当時、数年前の『星から来たあなた』的に大人気となった作品です。

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『私の名前はキム・サムスン』2005年

ドラマで定番だった純情可憐型ヒロイン像を変えた記念碑的ドラマ。
日本でも、韓国ドラマ=純愛ラブストーリーというイメージだったのを、
ラブコメも面白い!と気づかせた意味が大きいドラマです。

※『私の名前はキム・サムスン』ドラマの解説はこちら

『がんばれ!クムスン』2005年

ファミリーものの毎日の連続ドラマの類の中で、
個人的に一番好きです。
カン・ジファンの出世作で、
ツンデレの萌えラブラインを中心に据えながら、
世代間で変わりゆく韓国社会の家族意識を健全に描いた感動の名作です。

※『がんばれ!クムスン』ドラマの解説はこちら

『復活』2005年

『魔王』2007年

今やミステリードラマは花盛りですが、
昔の韓国ではミステリーは当たらないと言われていたんです。
その風潮を覆し、製作陣が「ミステリーも見てもらえる」と
手ごたえを得たサスペンスドラマが『復活』でした。
この成功あってこそ、『魔王』も生まれました。
同じ製作陣によるドラマなので、
『魔王』も合わせて見てもらいたい名作です。

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※『魔王』ドラマの解説はこちら

関連記事→『復活』『魔王』のパク・チャンホン監督、キム・ジウ脚本家インタビュ

『宮~love in place~』2006年

もしも韓国に王室が残っていたら~という架空設定で描いていく王室ラブロマンス。若者向けの漫画原作を美術・セットに力を入れ、
大人にも見ごたえのある作品に仕上げた作品。

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『コーヒープリンス1号店』2007年

今でこそ数が多い男装女子ものですが、この作品がその先駆けでした。
コン・ユとユン・ウネを大ブレイクさせたキュートなラブコメです。

※『コーヒープリンス1号店』ドラマの解説はこちら

と、ざっと2007年あたりまでをピックアップしてみました。
俳優個々でいえば、この作品も、あの作品も…というのが
まだまだありますが、
キリがないので、絞ってみるとこんなところかなと。

でもこうして見てくると、
2003年から2005年にかけて、
韓国ドラマを代表するエポックメーキング的な名作や、
後々まで語り継がれるような名作がたくさん誕生していますね。

やはりこれは、
韓流ブームがアジアを席巻し、
それまでアジアのエンタメの中心だった日本までもが
『冬のソナタ』で韓流ブームになっていった時期なので、
韓国ドラマ業界自体が自信をつけて勢いがあったでしょうし、
新たな挑戦にも果敢に挑んで行けた時期だったのだろうなという気がします。

2017年8月12日執筆

韓流ライフナビ