サイトアイコン 田代親世の韓国エンタメナビゲート

オオカミの誘惑

『オオカミの誘惑』は、女子高生作家の書いた、爆発的人気を呼んだ同名のインターネット小説の映画化で、高校生たちが繰り広げる青春純情ラブストーリーです。

父親を亡くし、再婚している母親の元に引き取られることになった、冴えない少女、ハンギョン(イ・チョンア)。そんな彼女を巡って、学校一モテるイケメンのボス、ヘウォン(チョ・ハンソン)と、隣の学校のピカイチのイケメン、テソン(カン・ドンウォン)が恋の鞘当てを繰り広げ、クラスメートからなんと噂されようとも、彼らはハンギョン以外に目もくれず、一途な思いをぶつけていきます。そんな、少女時代に誰もが思い描いた「こんなだったらいいなあ」という少女漫画チックな世界が、飛び切り魅力的なハンサムスターたちを従えて実写となったのが、本作品です。

ちょっと乱暴で男っぽいけれど、素朴な純粋さも感じさせるヘウォン役に、『ナイスガイ』などのチョ・ハンソン。前髪をはらりとなびかせた、甘いマスクのチャーミングガイ、テソン役には、『威風堂々な彼女』『1%の奇跡』のカン・ドンウォン、そしてヒロインを新人のイ・チョンアが演じています。

2人のイケメンたちを勢いのあるスピーディーな映像でこの上もなくカッコよく、魅力的に撮り上げていますが、それだけに留まらず、程よくミステリー味も加えながら、登場人物たちの、切なさ、寂しさ、優しさに迫っていき、最後にはホロリとさせられてしまうでしょう。

モバイルバージョンを終了