映画解説
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タイトル | 大韓民国1% |
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韓国公開年 | 2010年 |
出演者 | イ・アイ イム・ウォニ ソン・ビョンホ キム・ミンギ |
監督 | チョ・ミョンナム |
【 映画紹介 】
『大韓民国1%』は、軍隊の中でも特に厳しい海兵隊に志願した女性兵士の奮闘を描くヒューマンドラマです。
韓国の軍隊の中でも猛者が集まる海兵隊にあって、わずか1%しか入ることのできない海兵隊特殊部隊に自ら志願して女性で初めて配属されたヒロイン。彼女には海兵隊で亡くなった父親の名誉を回復したいという強い思いがありました。女がいることに我慢ならない上官や男性の同僚たちのセクハラやいじめにあいながらもめげずに頑張り続ける彼女に、始めは反発していた男性たちも心を開き始め、彼女を認めていくのでした。
海兵隊の生活ぶりがわかる面白さと同時に、軍隊という特殊な環境に限らず、男性社会で頭角を現していく女性がぶち当たる男女差別や男性からの嫉妬など、一般社会にもはびこっている普遍的な内容が描かれています。
コメディ映画『大胆な家族』のチョ・ミョンナム監督作品で、本作品を撮り終えて公開準備をしている最中に病気で亡くなりました。監督の遺作です。
ヒロインを演じているのは、日本芸術大学映画学科出身の新人女優イ・アイです。撮影の3か月前から専任トレーナーの元で基礎体力訓練を積み、海兵隊員として引けを取らない姿で演じています。ほかにイム・ウォニ、ソン・ビョンホが出演しています。
海兵隊といえば、『シークレット・ガーデン』でもおなじみのヒョンビンが志願入隊したことでも大きく話題になりました。実際の海軍の特殊部隊にはまだ女性軍人はいないそうですが(2010年段階で)、60人の女性が戦闘部隊に所属していて、女性が徐々に活躍し始めているそうです。韓国でも就職難なので入隊を希望する女子学生が増えているのだとか。