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カル

『カル』は、連続バラバラ事件を捜査する刑事と、事件に絡んだ謎の美女の封印された過去がミステリアスに展開される物語。

猟奇殺人といった題材はタブー視されていた韓国映画界に、ハード・ゴア・スリラーという新たなジャンルを切り開いた作品です。

ソウルで連続して発生した3件のバラバラ殺人事件。でもどれも身体の一部が見つかりません。担当になったチョ刑事(ハン・ソッキュ)の捜査で、かつてこの3人と交際していたという謎めいた美女、スヨン(シム・ウナ)の存在が浮かび上がってきます。なかなか過去を語ろうとしないスヨンですが、チョ刑事は次第にスヨンに惹かれ始めるのでした…。

『八月のクリスマス』の主演コンビ、ハン・ソッキュとシム・ウナが前作と全く趣を変えて共演し話題を集めました。特にシム・ウナは、そこに立っているだけで哀しみが漂う存在感で、いわくありげなファム・ファタールを演じています。

『箪笥』のヨム・ジョンア、『冬のソナタ』にもワンポイントで出演していたチャン・ハンソン、『白夜』『友引忌』のユ・ジュンサンも出演しています。

ぐいぐいと押せ押せの展開に引き込まれ、あっという間にエンドクレジットを迎えますが、見終わったあとに「えっどういうこと?」という疑問符が幾つも頭に浮かぶことでしょう。

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