韓国大統領選が出てくるドラマ①

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3月9日に大統領選挙が行われる韓国。

すさまじい競争になっていますが、

ドラマでもその競争のすごさが描かれています。

ということで、大統領選が登場するドラマを

何本かご紹介していきます。

☆『レディプレジデント～大物』☆

１人の女性アナウンサーが大統領になる物語です。

放送局アナウンサーだったヒロインが

アフガニスタンで取材中に人質となって命を落とした夫のため

局に抗議してクビになってしまい、その後、

補欠選挙で任期1年の国会議員に当選し、

南海道知事を経て韓国初の女性大統領となっていきます。

愚直なまでに自分の信念を貫く女性主人公が

成功していく話なので、

とにかく見ていて痛快です！

ドラマでは政治のゴタゴタや派閥争いが

リアルに描かれています。

序盤はヒロインがどのようにして政治の道に入っていき、

そんな彼女をクォン・サンウ演じる検事が

どのように見守っていくのかが中心になります。

彼女を政界に引き入れようとする勢力がいたり、

選挙中に対立候補が汚い事をしたりといった、

「選挙や政治の世界にあるだろうな」ということが

たくさん出てきます。

最後はロマンスめいてきますが、

やはり政治ドラマの要素が強いですね。

クォン・サンウ演じるドヤは

親を困らせるような高校生だった頃に

アナウンサー試験を受けようとしていた

ヒロインのヘリムに出会って強い刺激を受け、

その時、政治家の息子相手にこうむった悔しさも手伝って

検事になろうと決意します。

いつか彼女にほめてもらいたいとがんばっていくのですが、

いざ再会した時には彼女はすでに人妻だった。

でも、彼女のことをいつも心にかけていて、

本格的に再会してからは、

故郷の親しい先輩、後輩といった感じで

ずっと支えていきます。

決して自分の感情を押し付けるのではなく、

励まし合う関係がとてもいいんですね。

ドヤはユーモラスで、問題は起こすけど正義感のある検事。

図々しいくらいにおちゃめで

チャーミングなキャラクターなんだけど、

愛には真摯で、彼女を尊重し見守っていく姿がよかったです。

彼にもいろんなことが押し寄せて、

そこで見せる泣いたり笑ったりといった

喜怒哀楽の表情がすごくいい～と、

韓国でも評価を高めました。

そして、ヘリム役のコ・ヒョンジョンがとてもすばらしい。

意固地なまでに純粋で、

「こんな人が政治家だったら…」と思えるような

理想の政治家像になっています。

自分の信念を愚直なまでに曲げない彼女を見ていて

身が引き締まるような思いがしました。

見ていてほほ～うと思った良いセリフが

たくさんありました。

「政治とは、1％の理想を99％の現実と妥協しながら実現するもの」

「有能な大統領は、どんな難局も乗り越えられる。
だが、賢明な大統領は、難局に直面しない道を選ぶのです」

そしてラストにメッセージとして
以下のような言葉が出てきます

「政治は腐敗だと思って遠くから見ているのではなく、
近寄って見てください。政治を見つめて、参加するのは
皆さまの権利です。
そしてそれは子供達の未来を考えることになります。
どうか政治を見捨てないでください。
そして、政治を愛してください。」

こうしたセリフを見ただけでも

見ごたえのあるドラマだなということが

感じられるかと思いますが、

絶対権力に立ち向かっていくこの二人の姿が痛快で、

見る者を熱い気持ちにさせてくれるドラマになっています。

このドラマも2010年の旧作なので
見られる場所は限られています。
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