スター列伝・スターコラム

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ファン・ジョンミン

略 歴

1970年生まれ。芸術高校在学中から演劇少年で、ソウル芸術大学卒業。
ソル・ギョングも在籍していた有名劇団ハクチョンの出身で、「地下鉄1号線」や数々のミュージカルで演技を磨きました。
『シュリ』にも端役で出演しましたが、本格的映画デビュー作は2001年の『ワイキキ・ブラザース』。2002年の『ロード・ムービー』で、同性愛者を演じて青龍賞などで新人演技賞を受賞しました。大きな注目を浴びたのが『甘い人生』(05年)の、イ・ビョンホンに刺される下卑たヤクザ役。この演技で大鐘賞や大韓民国映画賞などで助演男優賞を獲得。これをきっかけにして株価が急上昇しました。変幻自在に印象を変えるファン・ジョンミンは、『ユア・マイ・サンシャイン』で、1人の女性に一途な愛を捧げる純朴な田舎青年を演じて観客の涙を絞り、主演男優賞も受賞。いまや演技派の主演男優です。
(青龍賞で)主演男優賞を受賞した時に、「大勢のスタッフが用意した食卓で、
私は食事をおいしく食べるだけなのに、スポットライトを浴びるのはいつも私
だけだ」という謙遜のコメントが話題になり、それがCMにも使われました。
この言葉どおり、このCMのギャラ3000万ウォンを、苦しい生活をしてい
る映画スタッフらに寄付しました。
今年は日本のベストセラー小説の映画化『黒い家』で主人公の保険会社の査定員を演じたのを始め、ホ・ジノ監督の新作『幸福』で、イム・スジョンと共演しています。
3年前に芸術高校時代からの同級生でミュージカル女優のキム・ミヘさんと結
婚。司会をチ・ジニが務めました。(2007年9月)